個性を捨てろ! 型にはまれ! の感想

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参照データ

タイトル個性を捨てろ! 型にはまれ!
発売日2014-03-20
製作者三田紀房
販売元コルク
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 人生論・教訓

購入者の感想

個性とは何なのだろうか。

周りと少し違うことをすれば個性的なのだろうか。
それとも少しばかり最先端を行くことで個性的になれるのだろうか。

個性というものを意識しすぎる余り、頑固な思考回路になっていないだろうか!

本書では、このような個性を意識する人についても説明している。
そして、普通という型にはまることの大切さを説いている。

そもそも、個性的な人間は評価されるように思われているのだが、
個性的な人間はそれほど素晴らしいのだろうか。

例えば、学力は数値化できるが、人の価値は数値化できない。
かといってどんな方法で「その人の価値」がわかるのかと言えば明確な答えは見当たらない。

著者は「社会の型にはまれ、個性を意識しすぎるな!」
普通こそ重要であり、その普通を保つことが難しいと言っている。

普通であるからといって個性的でないとは限らない。
どんな人間でも本来、個性的であり、プラスアルファーを加えるとさらに魅力的な個性となるのだ。

確かに、時代の先駆者として新たなことに挑戦するリスクは大きい。
当然、誰かの後を追いかけるほうがリスクは少なく戦況も有利に動く。

しかし、このような生き方はたしかに競争社会では有利なのだが、一生保つこともまた難しい。

著者の言う「普通の生き方」は、今後さらに競争力が激しくなり、
それこそ普通よりさらに上を目指さないと普通として生き残れないのかもしれない。

著書流の「守破離」を説いた一冊。自分探しをしている、高校生や大学生にお勧めしたい。

最短で成功するためには「守」、つまりまねることが大切だと説く。そもそも、「斬新」なものや「個性的」なものなど早々あるはずも無い。世の中には成功する「型」があり、それにはまることが最短で成功する道なのだと、自身の実例も交え主張する。

後半は昨今の若者の考え方や風潮、教育問題にも言及している。それは著者の前半で主張した事と串刺しになっているのでわかり易い。

ただ「破・離」については多くの言及が無く、社会人として年数を重ねた方々には、物足りないかと思う。部下の教育などの一環で一読されるのには良いかと思います。0

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