さそり(2) の感想

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タイトルさそり(2)
発売日2014-05-16
製作者篠原とおる
販売元小池書院
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL

購入者の感想

【感想】

・第2巻は松島ナミ(松)が脱獄をした“げん・ごてん”の刑務官に追われる身と、
 ご恩返しをする為に杉見次雄を追う立場となるのだった。

・一般的な物語では探偵や刑事などが追跡者として設定をされているが、
 ここでは囚人や刑務官がその役割を担っている。

・特に刑務官が追うという図式は事実上の職務からはあり得ず、
 そこに何かを隠そうとする彼らの企みが松島ナミを追う姿として
 描かれている光景には恐ろしいものを感じた。

・第2巻の最後のころ松は所長たちに捉えられてしまう事となり、
 独居房の中で長い期間に渡り芋虫状態とされてしまう。

・芋虫とは両手を後ろ組みで縛られて、食事や排泄も全てその状態でしろと言う事らしかった。

・松を甚振る主任刑務官。そして他の刑務所から赴任をしてきた倫理ある若き刑務官。

・第2巻のストーリーはこの辺りで終わるのであるが、
 この若き刑務官の登場により“げん・ごてん”の雰囲気がどのように変わるのか、
 変わらぬのかには次巻以降の楽しみとなるのである。

ナミは一瞬のすきをついて見事刑務所から脱獄を果たす。
しかしシャバでの生活も楽ではない、常に警察に追われ続けるのだ。
ナミの復讐はうまくいくと思われたがあと一歩のところで失敗してしまう。
復讐に人生を捧げた女の執念が恐ろしくも美しい。0

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