不完全でいいじゃないか! (講談社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 不完全でいいじゃないか! (講談社文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 伊波 真理雄 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062736268 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門 |
購入者の感想
さまざまな患者の例があげられていますが、全体を通して語られているのは、これらの患者とのかかわりを通して成長し、「生きていくのに必要なひとつのシンプルなこと」を確信するに至った一人の医師の物語です。
自分の意志ではなく、半ばなりゆきで医師になった著者が、しだいに「スペシャルな医者」を目指して生きるまでになるさまが大胆な告白とともに語られています。それは読む側にも苦しい内容です。しかし同時に勇気をも与えられます。
著者のとる治療法が100%に近い効果を上げたにもかかわらず、それが学会で全く相手にされなかったというエピソードからわかるように、著者が目指す医師像は従来の医師と患者の関わり方とは異質なものです。しかし一般人である私たちから見れば著者の姿勢は人間と!して至極真っ当に思えます。多くの医師が患者の生きる力を奪っている、という主張には強い共感をおぼえます。
現在の医療に不信感を持っている人に読んで欲しい一冊です。
自分の意志ではなく、半ばなりゆきで医師になった著者が、しだいに「スペシャルな医者」を目指して生きるまでになるさまが大胆な告白とともに語られています。それは読む側にも苦しい内容です。しかし同時に勇気をも与えられます。
著者のとる治療法が100%に近い効果を上げたにもかかわらず、それが学会で全く相手にされなかったというエピソードからわかるように、著者が目指す医師像は従来の医師と患者の関わり方とは異質なものです。しかし一般人である私たちから見れば著者の姿勢は人間と!して至極真っ当に思えます。多くの医師が患者の生きる力を奪っている、という主張には強い共感をおぼえます。
現在の医療に不信感を持っている人に読んで欲しい一冊です。