ワイルドカード ブルーレイ&DVDセット（初回限定生産/2枚組） [Blu-ray] の感想

ラスベガスの用心棒で、どの組織にも属さない、ステイサムらしい役。　過去に色んな経験をしてここにたどり着き、出ていくことを夢見ながら、ここでしか生きられない切ないストーリー。　ステイサムはどこにも属さないけど、ドンみたいの人からは好かれていて、信頼されてるし、めちゃくちゃ強い。
生き方やキャラクターに陰があって、沢山のウソの中に沢山の真実が含まれてて、私は観ていて切なくなるけど好きな映画でした。
始まりに流れるクリスマスソングが、合わないと書いてた人もあるけど、私はイメージに合ってたので、街中でこの歌を聴くと胸がキュンとなりました。　色んな人から愛されるキャラクターで、良いヤツでした。　途中に芽生える友情も、気持ちが温かくなって良かったし、やっぱりステイサムが強いから観てて気持ちが良かった❗　

1986年に製作された映画のリメイクだそうです。
そういうこともあり、脚本ネタは目新しさに欠けるように思います。
それに、どっぷりとラスベガスに浸かって、酒とギャンブルから逃げられなくなった元特殊部隊員を描こうとしていますが、どうも中途半端で、芯がありません。
ギャンブルに引き込まれていく姿を巧妙に描くのか、そこから脱出していく姿を描くのか。
つながりが少なく、すっきりしないコンテンツとなっています。
とはいっても、映画がおもしろくないというものでもないです。
一つひとつのシーンはおもしろいです。
いつも機械油にまみれたような、ちょっとクセのあるイギリスのアクションスター、ジェイソン・ステイサムが主演。
ジェイソン・ステイサムのワイルドで俊敏なアクションが楽しめます。

予告や解説文を見るとすごく大活躍しそうで期待値が大きすぎると痛い目見る映画です。
内容的にはいつものジェイソン・ステイサム のそれなのですが
今作ではラスベガスで生きていくために大ボスには頭が上がらない
ヨットでアドリア海を旅するのを夢見る
万年金欠の用心棒というかなんでもやる便利屋みたいな役どころ
イマイチ盛り上がりかける部分もありますが
カジノで一度は手にした大金をすってしまったときの
スゴイ悔しがり方は見ものです。