インターステラー ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/3枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルインターステラー ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産/3枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
発売日2015-04-08
監督クリストファー・ノーラン
出演マシュー・マコノヒー
販売元ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
JANコード4548967169249
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ

購入者の感想

 クリストファー・ノーラン監督による人知を超えた想像を絶するストーリー展開と圧倒的映像の近未来SF映画「インターステラー(Interstellar)」は「惑
星ソラリス」や「2001年宇宙の旅」と並ぶ衝撃の作品でした。

 特に重力理論やブラックホール等宇宙論が専門の理論物理学者キップ・ソーンの監修がこの映画を高次元にまで高めていて、決して荒唐無稽な
内容とはならずにワームホール、ブラックホールの特異点や事象の地平線等を一般相対性理論に基づいて完璧に描かれていきますが、破綻のない
理詰めの展開には唸ってしまうほどです。

 一般相対性理論では光速移動や強重力下では相対的に時間の流れが遅れるため、戻って来た時は浦島効果のため未来には行けますが、過去
に戻ることは出来ません。
 しかし、ブラックホールの時空の地平線を超えた五次元では時空間を超えて過去に遡ることが可能という理論がこの映画のキーポイントになってい
ます。
 本人が過去に遡って過去の自分と現在の自分が存在する同時性は一般相対性理論に矛盾しますが、五次元空間から三次元空間へ異次元空間
間で重力波により本や腕時計の秒針に影響を与えバイナリー信号通信を行うことは、このパラドックスから逃れることが出来ますから素晴らしいアイ
デアだと思います。
 五次元の世界では過去にも未来にも往復出来ることになりますから、この映画のストーリー展開を視ていくと、常に「鶏が先か卵が先か」という概念
が頭の中で去来することになります。

 人類の生き残り計画のプランAではブラックホール内の特異点のデータが無ければ重力計算の解が解けない設定になっていますが、キップ・ソーン
は一般相対性理論と量子論の対立をこの映画内で示唆したものなのでしょうか。
 また、アイスランドの海で撮影されたミラー飛行士が辿り着いた海の惑星やスナイフェルスヨークトル氷河で撮影された飛行士マン博士が辿り着い
た氷の惑星の荒涼とした風景が圧巻です。

 映画のいたる所で出てくる「彼ら」という畏敬の念をもって呼ばれる言葉。

 TVの映宣では、「娘思いの父親が新しい惑星を見つけて戻ってくる」という、派手な画像だけのSF映画という印象だったので全くのノーマークでした。先日、暇つぶしに画像だけ見ようと思ってレンタルで見たところ驚愕。2001年宇宙の旅に匹敵する名作ではありませんか!! 早速ブルーレイを購入して何度も見ました。難解な箇所が多々ありますので、自宅で繰り返しみることをおすすめします。アカデミー賞では視覚効果のみの受賞でしたが、俳優の演技も十分に見応えがあります。何でこれだけの受賞なのか?
 相対性理論を視覚で感ずることができる希有な作品で、学問として理解できない一般の私たちにも十分に楽しめます。ちなみに、小学生の娘も、3時間という長編にもかかわらず最後まで見てくれて、面白かったと言ってくれました。 日本では評価がいまいちだったようですが、これからジワジワと人気が出て、名作として殿堂入りすると確信しています。
 
 しかし・・ 何でもっとちゃんと映画宣伝してくれなかったのか。つまらない映画のPRに騙されることには慣れていますが、逆もあるのですねえ。ありきたりなハリウッド作品ではなく、硬派なSF映画とちゃんと宣伝していればもっと観客が入ったとおもうのですが。
 
 あと、他のブルーレイでもそうなのですが、吹き替えの音量がテレビスピーカーでは小さく聞き取りにくくなるのはどうしてなのでしょう。

地球の危機を救うために父親が長い宇宙探検に出かけるぐらいにしか前知識を持たずに観たところ、予想以上に異なる展開をしてくれたので大感激だった。この作品は宇宙冒険譚的な楽しみ方もできるかもしれないが、タイムパラドックスにも挑戦しているところが新しい。ブラック・ホールなどの世界の映像化もそれなりに評価されているようだ。

物語が始まって1時間弱は、食糧不足や砂嵐に悩まされる地球の危機的状況や、主人公クーパー(マシュー・マコノヒー)の家で起きる娘マーフ(マッケンジー・フォイ)の部屋での超常現象を淡々と描く。ここに何故時間を割いているのか初めはわからなかったが、中盤になるとその意味が分かる。物語のオチが見えてくるといっても良いかもしれない。それが単なる宇宙冒険ものではなく、次元を超えた世界を描くことになる。終盤にかけてのタイムパラドックスの世界に入り込むくだりは、もう宇宙物ではない。さすがクリストファー・ノーラン監督と手をたたいてしまった。
始まって2時間ぐらいのところから始まるマン博士(マット・デイモン)の暴走と大人になったマーフ(ジェシカ・チャスティン)が真相に近づくシーンを並行させて進めるところは観ていてかなりドキドキする緊張感があり素晴らしい。

主人公クーパーがブラック・ホールに入っていくところの映像はキューブリックの「2001年宇宙の旅」を思い起こさせる。実際、監督はかなり意識しているらしい。
少女時代のマーフを演じるマッケンジー・フォイと大人になったマーフ役のジェシカ・チャステインの演技は素晴らしかった。
また、監督はCGを多用せず実写にこだわったとのことで、訪れた荒涼とした惑星の映像はアイスランドなどでのロケ映像らしい。宇宙船なども巨大なミニュチュア(7~15m)を用意するほどの徹底ぶり。そんな監督のこだわりが迫力の映像となっているのだろう。
久しぶりに宇宙物で堪能できた傑作だった。

今まで観た映画の中で最も心奪われた作品です。

はじめはこの作品が宇宙を題材にした映画としか知らず、次元や時空間、相対性理論の予備知識もない中でレンタルして鑑賞しました。

それでも現代最先端の物理学・量子力学をもとにした脚本のリアリティやそれを見事に映像化したこの作品の完成度には驚かされました。
もともと宇宙やブラックホールなどにはとても興味があったので余計感動したと同時にもっともっと相対性理論について興味が湧きその後いろいろ調べた上で返却後にこの作品をまた観たくなりました。
どうしても観たくなり悩んだあげくレンタルした後に購入するという、、、(笑)

内容はネタバレになるので詳しくは書きませんが、相対性理論に人類の愛とエゴが重なり合った非常によく練られた構成になっています。

『自分の家族、延いては全人類を救う』という同じ目的を目指しながらも、選ばれた人たちそれぞれが各々の想いや概念を持ちながらその目的を達するがために争いが起きてしまう。

テーマの一つである家族愛を描くひとつの家族として主人公クーパー役のマシュー・マコノヒー、娘のマーフィー役(幼少時)のマッケンジー・フォイ、同成人役のジェシカ・チャスティンの3人の演技がとても心を震わせる迫真の演技。
片田舎のごくごく普通の家庭なのですがとても深い絆を感じさせる素晴らしい俳優さんたちです。涙が止まりませんでした。

そして任務で相方となるアメリア役のアン・ハサウェイも任務か自分の家族や恋人を優先するかなどの葛藤をとても上手く演じ、天才学者マン教授役のマット・デイモンも『人類を救う』という大義名分の為文字通り"すべて"を犠牲にする役を熱演します。

あと個人的に好きだったのがデヴィット・ジャーシー演じる物理学者のロミリー。
とても優しく人間臭い彼が本当に好感を持てました。
よく23年4月ヶ月と8日間も仲間の帰りをカプセル休眠せず待ってててくれましたね。

あと忘れちゃいけないとても重要な役割を果たす人工知能を持った機械のTERSとCASEもとても良い仕事してましたね。一家に一台欲しいです。

地球が砂漠化し食糧不足となり、このままでは人類は餓死する。
そのために宇宙のどこかに居住できる惑星を求めてって話はよくある。
この映画が目新しいのはそういった行動をする時の科学的根拠をどこまでホントかわからないがもっともらしく語っているとところだろう。
それと今の映画では普通に使っているCGをなるべく排除し、昔風のとても精巧なミニチュア模型などを駆使して映像を作り込んでいるところだ。
これが逆に新鮮に映るから面白いもんだ。
それで最終的にマニアックなSF作品で完結しているわけではなく、親子の絆を中心としたドラマとして成立させているところがこの映画のミソ。
だからヒットしたんだろうし、娯楽作品として十分感動できる作品になっている。

友人に連れられて試写会で始めて鑑賞。

正直レビューなんて見ないで、まず実際に観てほしいです。
それだけこのストーリーは話すのが難しいというか、
アレがソレなので。話のミソになるような部分は特に書かない(書けない)と思います。

3時間か、長いなと思ったのは上映前までで、一気にその世界に引き込まれてしまいました。
まず凄いのがその空気感。現在の状況を会話や背景として見せることで、あくまでも今、現在の情勢を見せることに徹底している。
自分がその世界にいて、その時きっとこんなこと考えてるんだろうなって気分になるんです。

父と娘の物語が主軸になると思いますが、それだけでは終わらないでしょう。
地球に住む者の全てを託され、もう一つの地球を探し出すその冒険譚はとてもではありませんが筆舌につくしがたく、
最後の1秒に至るまで目を離せませんでした。というか、中盤以降ずっと目を滲ませて、いや涙をだらだらと流しながら観ていました。
このレビューを書いている最中も、一つ一つのシーンが脳裏に浮かび、目が潤んでしまっています。

試写会が終わった後の拍手喝采は忘れられません。

こんなことが本当にありえるのか?と疑問が浮かび上がるシーンがいくつもありました。
この作品の原点は理論物理学者キップ・ソーン氏の非常に真面目な本で、彼自身も制作陣に加わり、監修に当っています。
その全てが現実にあり得る少し上の事象とかなんとか
何度か映画館に足を運んでいるうちに「ああ、あそこってこういうことだったんだ」と理解出来るようになり、
本当にあり得ることなんだ、と納得してしまいました。

観る前に若干の知識はいるかもしれません。

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