科学的根拠にもとづく最新がん予防法(祥伝社新書) の感想

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タイトル科学的根拠にもとづく最新がん予防法(祥伝社新書)
発売日販売日未定
製作者津金 昌一郎
販売元祥伝社
JANコード9784396114046
カテゴリ » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » がん・腫瘍

購入者の感想

「がんは20~30年かけて発生して、さまざまな症状を現わし、最終的に命を奪うのですから、まず、若い時からがんを発生させない生活習慣を身につけることが大切なのです」。

ガンについてはいろいろ派手なタイトルの本が出回っているが、実際はこんなものなのだろう、と思った。ガン予防についての本。「科学的根拠にもとづく」とあるように、以下の手法に基づいてガンとの関連性がある要因を吟味した結果を書いていることが特徴といえる。
・ランダム比較試験(Randomized controlled trial)
・二重盲検法(Double blind test)
・コホート研究(Cohort study)
・症例対照研究(Case-control study)
・地域相関研究(Ecological study)

ガンは年齢を重ねるにつれて発症率が上がる。日本人にガンが増えたのは寿命が延びて高齢化が進んだから。ただし、発生には何十年もかかるケースがあるから若い時から気をつけた方が良い。一般的にガンは遺伝よりも、生活習慣と強く関係する。ただし、肝臓がんや子宮頸がんはウィルスとの関連性が強いし、胃ガンとピロリ菌も関係が深い。ガンには進行のスピードに多様性がある。

予防策としては、タバコは吸わない、受動喫煙にも注意する。塩分は控える。お酒はほどほどに。野菜や果物は少なくとも食道ガンにはほぼ確実な予防効果がある。食肉加工食品は避ける。運動は直腸ガンのリスクを低減させる。食事の西洋化が問題とされるが、多くの日本人はアメリカ人に比べてよほどバランスの良い食生活をしているし、太りすぎてもいないので、一部の人を除いてそれほど神経質になる必要は無く、むしろ痩せすぎに注意。放射線には気をつける。コーヒーは肝臓ガンの予防に効果がある可能性がある。女性ホルモンと構造が似ているイソフラボンは乳ガンリスクを低くする。熱い飲食物は食道粘膜を傷つけ、食道ガンのリスクを高める。一方、脂肪はガンとはあまり関係がない。ストレスとガンの関係もまだ証明されているとはいえない。早期発見早期治療が大切。

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