英国ロイヤル・バレエ団「ラ・バヤデール」(全3幕・マカロワ版) [DVD] の感想

ロホの映像ってなかなかないんですよね。だからとても楽しみにしてました。
いつものバレエフェスでグランフェッテを３回転でキメる「かっこいいタマラ姉さん！」が私の印象だったんですが
ここでのロホはとてもしっとりと美しかった・・・！
黒い髪とうるんだ瞳がとてもエキゾティックだし
バレエダンサーとしては　あまり細すぎない体もとてもセクシーで
これは惚れるなぁと思ってしまうニキヤでした。
一方のガムザッティ。こちらはヌニェスです！美しいです！
「ジゼル」のミルタ役とは違った、高慢な美女を熱演しておりました。
高慢だけど受け入れられない愛に悩む一人の女性のせつなさがあって
あぁどっちの味方をしようかなあと　ソロルでなくても迷ってしまいます。
そしてソロルはアコスタですよ！　彼は本当に良いダンサーですね。
あのずば抜けた安定感。大柄でがっしりした男性的な感じですがとても踊りは優雅です。
ジャンプや回転なども本当にブレがなくて　ポチっと静止画抜けそうなくらい。
彼は英国では人気ダンサーですが　日本ではあまり人気がないのが本当に残念ですね。
逆の偏見かもしれませんが、日本人はやはり「バレエ＝西欧」のイメージがあるのか
白人でないダンサーは　あまり好かれていないように感じます。
特に王子役、姫役（つまり古典の主役）としてはですね。
でも　アコスタって本当に素晴らしいダンサーなのですよ。
ぜひバレエファンの皆さんには見ていただきたい！
大僧正のエイヴィスも　人間臭いドロドロがあってストーリーを盛り上げていました

ロイヤルバレエの素晴らしいダンサーたちの競演する　お勧めの舞台ですよ☆