ノベライズ 僕のいた時間 の感想

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参照データ

タイトルノベライズ 僕のいた時間
発売日販売日未定
製作者橋部 敦子 (脚本)
販売元扶桑社
JANコード9784594070212
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » テレビ » フジテレビ・CX系

購入者の感想

 元の脚本の、細かい場面ごとの人物の感情などは、ドラマの制作側とノベライズを担当したかたとの間に、とこどころ解釈の違いが生じているように思います。小説の各チャプターは各回のドラマの撮影より先に書かれたものかなと思います。小説の方がおそらく元の脚本には忠実でしょうし、どちらが正しいというのはないでしょうが、あのドラマが大好きというかたには自分はあまりお勧めしません。あのドラマは、脚本、キャスト、演出、音楽、美術等々の制作側の総合芸術だと自分は思いますので、小説は別物と感じました(そもそもドラマと小説を同じ土俵で評価はできませんが)。ドラマとはまた違った楽しみ方ができるのではと期待していたのですが、セリフ以外の状況説明や人物描写の表現に、ところどころ違和感を感じる単語やありきたりな言い回しが遣われ、シリアスなシーンなどをやや「軽い」印象にしてしまっています。
 また、ドラマにはないシーンがあるのは元々わかっていたので、それも楽しみにしていましたが、ドラマで変更されたのはそれなりの理由があるのかなと納得しました。ちなみに、いわゆる「空白の3年間」は小説でも出てきません。(若干ネタバレでしょうか、申し訳ありません。)重ねて言いますが、ストーリーはもちろん両者ともほぼ同じです。ですが、つくづくあの脚本はドラマのために書かれたものなのだなぁと実感しました。
 結論としては、ノベライズ本は読まなくてもよかったというのが感想ですが、自分はあのドラマを大切に思う気持ちがとても強いので、あくまで偏った意見です。ご参考まで。

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扶桑社から発売された橋部 敦子 (脚本)のノベライズ 僕のいた時間(JAN:9784594070212)の感想と評価
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