アニメ 「美少女戦士セーラームーンCrystal」Blu-ray 【初回限定版】4 の感想
参照データ
タイトル | アニメ 「美少女戦士セーラームーンCrystal」Blu-ray 【初回限定版】4 |
発売日 | 2015-01-14 |
監督 | 境宗久 |
出演 | 三石琴乃 |
販売元 | キングレコード |
JANコード | 4988003828370 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » キッズ・ファミリー » キッズアニメ・映画 |
購入者の感想
2015年1月25日現在、本編のニコ動では第1期「ダーク・キングダム編」が終了し、第2期の「ブラック・ムーン編」が始まったわけだが、今回のこの第4巻には、ようやくヴィーナスが現れ、戦士が5人揃う段階になっている。ここから、プリンセス・セレニティの覚醒から皆前世の記憶を取り戻し、本格的な戦いへと乗り出す展開になるが、正直言ってどこにも見所と言える場面が見当たらない。以前から思っていたのだが、原作をただアニメに置き換え淡々と垂れ流している内容の為、何の工夫もされていないと感じざるを得ないのだ。また、アニメーションだというのにキャラクター達にほとんどアクション的動作がなく、口元の動きと引きのカメラワークで時間稼ぎをしているようにしか思えない。血気盛んに動いているのは髪の毛だけという誤魔化しよう。見ていて欠伸が出るほどの間延び具合が、どうしようもなくイライラするのである。「アルテミスの変顔と野太い声だけが見所・聞き所」としかコメントできない。先日、ニュースでこの「Crystal」が地上波で放送スタートすることと、旧作の第1期がNHKで再放送することが決定したと話題になっていたが、どちらも4月より放送開始されるらしく、両方見比べられるのは必至であろう。言うまでもないが、旧作は全シリーズを通し、脚本、キャラクターデザイン、音楽、その全てにおいてが美しく光り輝いている。本来ならば、その輝きを受け継ぎもっとより良いものを作らなければならなかった今作。しかし「Crystal」とは名ばかりで、全く輝きが皆無なのだ。本当に「悲しい」の一言に尽きる。「セーラームーンというブランドでもう一山当てよう」と軽い気持ちで取り組んだとしか思えないこの駄作を、正直地上波で流してほしくない。もし、これが売れ行きの悪いBlu-ray&DVDの宣伝の為の苦肉の策であるならば、全く持って遺憾である。