日本製 本革 キーケース プリズム（角シボ型押し牛革） の感想

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使用一ヶ月ほどの状況として、ほぼ毎日尻ポケットから出し入れする使用頻度ではありますが、磨耗で一部の表皮がハゲてきました。
まだ破けるには程遠いですが、ネイビーにしたのが失敗だったのかもしれません。染色の程度がさほど良くはないのかもです。
内側のヌメ革は程々良い質感です。内側両サイドもポケット状になっているので、厚紙でも入れておけば、金具のボタン跡が外側の革を傷めるのを防止できます。
また、絹糸らしきステッチはやや雑ですね。これも摩擦で切れやすそうです。
チープに見えるので二重が望ましいところです。

金具は程々頑丈そうです。
特に留め具に収まっている『ヒートン状』の金具の末端処理が円柱部分をラフに肉厚に叩き潰してある様で、ルイ・ヴィトン製の球形に処理された物には及びませんが、磨耗しても抜け落ちるまでにはかなりの耐久性がありそうです。
過去にプ〇ダのキーホルダーではこの処理が酷く、使用している内に磨耗で早々に削れ、運転中に鍵と金具を残してキーケースが抜け落ちたり、いつの間にやら鍵を紛失したりと散々でした。ヴィトンのは革が擦り切れるまで１０年以上金具は健在でしたね。余談ですが……。
ですが、鍵本体をつける開閉式の金具のバネ力（？）が少々弱く、勝手に何度か開いていたり、他の金具を噛み込んだりしていました。最初に人力で少し開き、バネ力を増しておいてやる方が良いかもしれません。

販社さんの扱う他の革製品と比較すると少々残念な感はありますが、メーカーさんが違う品を比較するのは野暮でしょう。
三千円台という価格を考えると、その価格には見えない程度の質感はあります。