新聞ダイジェスト 2014年 10月号 [雑誌] の感想

大学院に入学後、忙しさのあまり新聞が読めない日があり、前の月の総括の意味を込めていわゆるスクラップブックタイプの縮刷版を読む目的で購入し始めた。
新聞各紙の重要な記事を編集し、それぞれの政治や経済などいくつかの分野ごとに編集しなおしている。単なる縮刷版とは異なり文字もほぼ新聞サイズなので読みにくいことはない。
新聞ダイジェストは特に政治、経済、国際関連の掲載が多くややすると他の分野（スポーツ）などどうしても少なくなる傾向がある。就職目的の人にはこれでも十分だろう。
惜しむらくは、１）社説などの掲載はあるがそれぞれの専門分野の方の投稿論文がない、２）訃報記事に関連した重要な人物に関する回顧記事がみられない点である。
就職志望者向けのテストが巻末にあるが、これが意外と楽しい。けっこう覚えていないものだと実感する。もっとボリュームがあれば、と思うのは無い物ねだりだろうか。
いずれにせよ、一般に就職志望者向けの雑誌と思われている同誌だが、ざっと時事を確認したい社会人や研究者がたこそ、手にとって眺めてみることをオススメしたい。