よくわかる米国会計基準と英文財務諸表の実務ガイド の感想

今やIFRS導入の時代ですが、非上場の子会社決算で必要となったので購入しました。
いきなり実務で活躍する事例の記載は少ないですが、考え方を押さえるのには
適していると思います。
有給休暇引当金などの各項目の算出方法が掲載されていれば100点の本になると
思います。

参考書として所々読もうと思ったのですが、どうも翻訳が直訳なのか分かりにくいです。

以前、翻訳学校の無料セミナーに参加したとき、翻訳とは原文の意味を変えることなく、
分かりやすい日本語に換えることだというお話を聞きましたが、本書を読むとなるほどなと思います。

分かりやすさがすべてとは言いませんが、このような実用書は哲学書の類とは違うので、分かって実務に利用できなければ話になりません。

そもそもアメリカの会計基準など深く読み込んだところで、何の味もありませんよ。