Average Sorrow [Blu-ray] の感想

前作AVERAGE BLASPHEMYの後から公開されてきたMV集｢Average Sorrow｣

公開される度に、見る人達に衝撃を与え続けるDIR EN GREYのMVであるが、今回のMVはいい意味で見やすい印象がありました。

また今回はBlu-rayでの発売があるため、画質も大幅に向上されていて、とても美麗なものが堪能できます。

｢激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇｣や｢DIFFERENT SENSE｣といった見る人達にインパクトを与えるものや、｢LOTUS｣や｢輪郭｣といった儚さや繊細さを表現しているものなど、多彩にあり、特に激しさと、やLOTUSは、少し前の曲になるためMVを見ると少し懐かしさも覚えました。
激しさと、の京さんの髪型は相変わらずかっこよかったです。

また今回は｢Unraveling｣と｢Revelation of mankind｣で、映像に規制がされています。
元々発売前からRestricted.verと表記されていたので、どの点が規制されたのかなぁ。。と気になっていましたが。。
正直言うと、やっぱり規制されてる部分があると少し萎えてしまいます。
それに前作のVINUSHKAや、そのまた前のOBSCUREのような過激さが規制されるのはまだわかるのですが、今回のはそこまで規制するほどの表現ではないようにも思えるので、尚更、うーん。。となってしまいました。

ただ、｢Revelation of mankind｣や｢Unraveling｣、撮りおろしの｢鱗｣を見ると、鬼才 近藤廣行氏のセンスが光りますね。10年前に朔と鼓動のMVに出演された俳優さんを再び起用されたり、義足のモデルさんを起用したり、ネグレクトがテーマのMVで設計図のステージでメンバーが歌うシーンなど、すごい面白いです。

他のバンドのMVでは見る事の出来ない表現方法に、今回もまた脱帽されました。

｢輪郭｣の黒坂圭太氏のアニメーションもまた独特で素晴らしいです。Maggotsの時のようなハチャメチャな感じではなく、｢輪郭｣という曲に寄り添ったアニメーションに仕上がっています。