IVRマニュアル の感想
参照データ
タイトル | IVRマニュアル |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 打田 日出夫 |
販売元 | 医学書院 |
JANコード | 9784260138963 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学 |
購入者の感想
IVR(インターベンショナルラジオロジー、いわゆるカテーテル手術など)の手技全般を簡潔にカバーした"防御力に定評のある"術式マニュアルです。
扱う項目は多く、様々な術式についての知識を得られる反面、各手技ごとの解説は簡素です。特に実際の手技の方法については、かなり簡略化されて書かれており、実際に経験ないし見学しなければ、何を言っているのかわからない恐れがあります。ある程度IVRの経験のある人が、おさらいする目的で使用するのがよいのかもしれません。
他方で、手術の成功率や合併症の頻度についての情報は、簡潔ながら数値がきれいにまとめられており、患者へ説明する際に有用そうです。ある専門家は、「このような本が存在することで、自分たちの手技が標準的であることを示す根拠に使えるため、訴訟に対する防御力が上がった」と絶賛していました。
巻末のIVRに関係する全身の主要血管のシェーマは、一見きれいなのですが、誤植が多すぎて困惑してしまいます。
【参考レビュー】
『臨床医に必要な動脈分岐様式 破格とその頻度』
田口鉄男監修、中村仁信・沢田敏 訳
Herbert Lipert, Reinhard Pabst 著
1988, 癌と化学療法社
原題不明
全身(頭から爪先まで)の動脈について、教科書によく記載されている”基本形”をもとに、様々な動脈分岐様式を、破格ごとに、図と%でひたすら記した力作です。これら破格の頻度は、過去の相当数の文献をレビューして、総合判断されたものであり、かなり信頼性の高いもののように思われます。
この書を読み解くには、”基本形”が頭に入っていることが前提ですが、一度目を通しておくことで、思わぬ破格に出会った時にも、冷静に対処できると思います。
125p, 5500(税抜). 6h.
★★★★☆
扱う項目は多く、様々な術式についての知識を得られる反面、各手技ごとの解説は簡素です。特に実際の手技の方法については、かなり簡略化されて書かれており、実際に経験ないし見学しなければ、何を言っているのかわからない恐れがあります。ある程度IVRの経験のある人が、おさらいする目的で使用するのがよいのかもしれません。
他方で、手術の成功率や合併症の頻度についての情報は、簡潔ながら数値がきれいにまとめられており、患者へ説明する際に有用そうです。ある専門家は、「このような本が存在することで、自分たちの手技が標準的であることを示す根拠に使えるため、訴訟に対する防御力が上がった」と絶賛していました。
巻末のIVRに関係する全身の主要血管のシェーマは、一見きれいなのですが、誤植が多すぎて困惑してしまいます。
【参考レビュー】
『臨床医に必要な動脈分岐様式 破格とその頻度』
田口鉄男監修、中村仁信・沢田敏 訳
Herbert Lipert, Reinhard Pabst 著
1988, 癌と化学療法社
原題不明
全身(頭から爪先まで)の動脈について、教科書によく記載されている”基本形”をもとに、様々な動脈分岐様式を、破格ごとに、図と%でひたすら記した力作です。これら破格の頻度は、過去の相当数の文献をレビューして、総合判断されたものであり、かなり信頼性の高いもののように思われます。
この書を読み解くには、”基本形”が頭に入っていることが前提ですが、一度目を通しておくことで、思わぬ破格に出会った時にも、冷静に対処できると思います。
125p, 5500(税抜). 6h.
★★★★☆