クジラのいた夏 特別限定版 (初回生産限定商品) [DVD] の感想

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参照データ

タイトルクジラのいた夏 特別限定版 (初回生産限定商品) [DVD]
発売日2014-08-29
監督吉田康弘
出演野村周平
販売元ポニーキャニオン
JANコード4988013029088
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » ドラマ

購入者の感想

地方を出て東京に行こうとしている主人公チューヤと友達3人の友情の物語。
先に東京に行って戻ってきた弓子先輩の事情を聞くシーンで町田さんの携帯から聞こえてくる町田さんの唄った「こんなに〜エブリデー♪」のメロディが、ホロッとさせます。Jはどうして「行くのやめろよ」とチューヤの行く先を干渉しようとするんだろう?と感じていたら、「俺らのことずっと見下してたんだろ!地元にへばりついて生きていくしかない奴らだって」という台詞が出てきて、J とチューヤの殴りあいの展開になるところが切なかったです。
商店街の外で喧嘩して、周りの家の人が「何時だと思ってるんだ」「やれやれ、若いんだから、気が済むだけやれ」「喧嘩するなよ」「仲良くしなさいよ、友達なんでしょう?」と若者のために言ってくれるシーンは温かく感じ、暑い夏の夜にありそうな一場面で印象的です。
「みんなで住みやすくすればいいじゃねーか」と、一緒にいようよ、と引き止めてくれる仲間の温かい気持ちもとても伝わってきて、Jの行ってほしくない気持ちがわかります。喧嘩しても「悪かった」で済むところが男の子はさっぱりしてていいなと感じました。
最後はなんだかんだ言って、最後までチューヤのために力いっぱい車を押してあげられた3人は手を上げて喜んでいて、3人さん、チューヤのために背中を押してあげられて良かったね、という気持ちになりました。押したのは車だけど、3人が押したのはチューヤの背中だと感じました。
3人がチューヤのために学校のグラウンドに描いたクジラの絵のシーンは心が温かくなります。クジラが、いた。
面白いシーンもあり、切ないシーンも喧嘩するシーンも海ではしゃぐシーンも全てが青春って感じでおすすめです!

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