建築MAP東京・2 の感想

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｢建築MAP東京・1」から9年後に出版され、前作以降の建築物を紹介しているわけですが、紹介物件の中身は大きく異なります。大規模建築が激変し、大半が個人宅とマンション、あとは改装工事がほとんどです。バブルが終了してしまい、低成長時代の寂しさを実感させられるガイドでした。個人的には都心の内装リニューアル物件と海浜埋立地の建築以外は見るべきものはありませんでした。

歴史的な建築作品から若手の建築家の作品まで多種多様な建築が掲載されています。

前述にある様に、建築単体での情報の密度はかなり低いです。

主な内容は、

建築名：建築事務所名：住所：用途：竣工：延床面積

（建築によっては断面図、平面図、アクソメなどが出ています。）

地図から検索する方法と、逆に作者から検索する事も可能です。

現在はインターネットなどで詳しい情報をいくらでも得る事が可能なので、持っていて損はないと思います。

ひとつ不満を挙げるとすれば、携帯するのに適したサイズとは思えません。（mini版があるぐらいなので、要望も多かったのでしょう。）

mini番は手頃なサイズで持ち運びにも非常に適しています。ただ、携帯用に制作された書物の運命か、地図を見る為に目一杯開くとページが抜け落ちてしまいます。

私の使用方が悪いのかもしれませんが、通常サイズのモノでそのような現象が起きた事がないので、一度書店などで現物を確認してから購入した方がいいかもしれませんよ。