三菱総研の総合未来読本 Phronesis『フロネシス』〈07〉新しいローカリズム (フロネシス 7) の感想
参照データ
タイトル | 三菱総研の総合未来読本 Phronesis『フロネシス』〈07〉新しいローカリズム (フロネシス 7) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 三菱総合研究所 |
販売元 | 丸善プラネット |
JANコード | 9784863451155 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
これまで、地方の一方的な過疎化ばかりが問題視されてきた。しかし、決して光がないわけではない。そのことを、三菱総研の研究員は訴えているのが本書である。
本紙読者にとっては、もっとも関心があるのがエネルギーだろう。本書では、地方だからこそ開発できる自然エネルギーを軸とした開発とそのための戦略が示されている。また、地方の主要な産業が、言うまでもなく農業だが、食品加工業と組み合わせることで産業としては大きなものとなってくるし、そこにエネルギーなどと連関させていくことも可能だ。また、働き方も、植物工場のようなスタイルに加え、ICT技術がSOHOを拡大していく。また、交通手段の発達と人口減による空家の増加は、都市と地方の二重生活(マルチハビテーション)を可能とする。そして、地域の独自性を活かした戦略として伝統・文化にも注目する。さらに、こうした戦略を推進する事例を紹介する他、本書の研修顧問である三菱総研の小宮山宏理事長が富山市の森雅志市長にも迫る。富山市は低床路面電車によるまちづくりに成功し、さらに小水力発電の開発促進によってさらに発展しようとしているが、その背景が明らかにされる。0
本紙読者にとっては、もっとも関心があるのがエネルギーだろう。本書では、地方だからこそ開発できる自然エネルギーを軸とした開発とそのための戦略が示されている。また、地方の主要な産業が、言うまでもなく農業だが、食品加工業と組み合わせることで産業としては大きなものとなってくるし、そこにエネルギーなどと連関させていくことも可能だ。また、働き方も、植物工場のようなスタイルに加え、ICT技術がSOHOを拡大していく。また、交通手段の発達と人口減による空家の増加は、都市と地方の二重生活(マルチハビテーション)を可能とする。そして、地域の独自性を活かした戦略として伝統・文化にも注目する。さらに、こうした戦略を推進する事例を紹介する他、本書の研修顧問である三菱総研の小宮山宏理事長が富山市の森雅志市長にも迫る。富山市は低床路面電車によるまちづくりに成功し、さらに小水力発電の開発促進によってさらに発展しようとしているが、その背景が明らかにされる。0