トミカ トミカプレミアム02 モリタ 林野火災用消防車 の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

モリタの消防車両はいつも斬新さに感動させられます。アメリカなど大森林地帯を抱える国では林野火災対応の車両が映画などで見られますね。
チェンソーや背負い式消火水のう、高圧消火ジェットポンプ、ホースリール、化学消火剤噴射機、高圧ポンプ用水槽などが積載されていると、推測ですが考えられます。スケールがもう少し大きいとそこら辺が判明できるのですが。とにかく楽しいモデルですね。

　縮尺は1/100ジャストです。全長は71mm（突起部を含む）、全高35mm、全幅26mm
と、トミカとしては大型で腰高なプロポーションが特徴です。底面の刻印によればヴェ
トナム製、年度は2014年でした。
　残念ながら実車を見たことはないけれど、物としての面白さはトミカのサイズでも十
分に伝わってきます。この車は強そうですよね。今にも変形・合体しそうな感じ。何と
いっても荷台の窓から中のメカニックが見えるのがイイ！　キカイダーの頭部を思い出
しました。そういえば、荷台側面の窓の形状は科学特捜隊の流星マークに似ている気が
する……というより、それ以外のものには見えないんですが？　「こ…これは……趣味
の世界だねぇ」
　同時発売の陸自90式などと違って、この車種は可動部分がないのが惜しまれますが、
ルーペを使ってじろじろ見るだけでもかなり楽しめます。とはいうものの、正直に言え
ば１ヶ所だけでもアクセスパネルが開閉可能だったらなお良かった。
　前部のキャビンが金属製、後部の荷台がプラ製ですが、見かけはそれほど違和感なく
馴染んでいました。キャビン屋根上の赤色灯アレイは別付けのクリアパーツです。
　こちらも塗装の凝り方が普通でなく、車体前後左右とハブキャップに置かれた「MO
RITA」ロゴ（特に後面は極小！）、前面ウィンカー（大サイズの商品画像でよく探さな
いと分からないほど小さい）、後端のウィンカー（くぼみの底部に色を置いてある）な
どなど、見れば見るほど良くできていて、小宇宙を覗き込む思いがします。既存のトミ
カシリーズの消防車とは一線を画すディテール表現を実現したのは偉い。この路線のト
ミカプレミアムにも大いに期待しています。

　「山火事撃退の準備はできた！」