小学生から楽しむ Rubyプログラミング の感想

パソコンの基礎知識とプログラミングとはなんぞや？に適した本で
言葉が優しく、図も多く、丁寧でわかりやすいです。
しかし所々の説明に「抜け」があるため「なんで？」「どうして？」が発生し、自習には向きません。
「教えてあげられる人が一緒に読む」がオススメです。

私はネットワークエンジニアで社内の先輩にプログラムを学びたいのだがと話をしたところ、
簡単だが面白いのでと薦められ、購入しました。

・よかったところ
○兎に角、簡単！
実行環境（書籍ではWindows7,8を推奨）さえあれば、即学習が開始できる
○内容も簡単で簡潔に書かれ、わかり易い表現である
小学生から〜という謳い文句通りで、理解に苦しむ事はない
既に大人になり、コンピュータの知識もある程度ついているため、本当に小学生がどう思うかはわからないが、
他のレビュワーが書かれているように子供でも楽しめる内容だと感じた

・悪かったところ
×流石に大人には簡単すぎる内容かもしれない
タイトル通りの内容で「これ以上」を望むのはおかしいのかもしれないが、少し簡単過ぎるのと
説明部分が多いのに対して、実際に手を動かす部分が少ないかなと感じた
環境をインストールした際に配置されるプログラムを多少改変して動きが違う、という物がほとんどで
理解力や想像力の豊かな子供でもそう感じるのではないだろうかと思った

総評
プログラム学習の入り口としてはかなり良い本だと思う。
私はシェルスクリプトを作成したりする事もあり、この本では物足りなさを感じたが、
プログラムがどう動いているか全くわからない、そもそもプログラムって何？という、
本当に入門する門の前に立っているという状態の方にはおすすめできる。
内容に触れると、プログラムの役割分担の話などはわからない人に説明するのに使わせてもらいたいと
感じるくらいいい例えで書かれていたりする。

あくまで入門前の本という位置づけで、ここからステップアップしていくのがとてもよいと思います。
私もこの本を読んだ事を機会にRubyをより学習していこうと思い、更に別の書籍を購入しました。

内容的には
120ページ程度で大人が集中して読み進めると２〜３日で終わってしまうくらいの物です。