ARMマイコンではじめる電子工作 ~組込みボードの選び方、使い方、作り方がわかる! の感想

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参照データ

タイトルARMマイコンではじめる電子工作 ~組込みボードの選び方、使い方、作り方がわかる!
発売日販売日未定
製作者鳥海 佳孝
販売元技術評論社
JANコード9784774164755
カテゴリ科学・テクノロジー » 工学 » 電気工学 » 電子工学

購入者の感想

書名が妥当かは議論の余地がありますが、内容はLinuxが走っている開発ボード上で、GPIO経由でLチカするまでの最小のドライバ開発を早足で、でも端的に記述した本です。ソースコードは教材となっているARMベースのLinux機、MINI2440の開発元が提供しているものをベースとし、光らせるLEDもそのボードの上にあるものです。なのでARMにLinuxを載せようとか、ARMとセンサーを使組み合わせてパパッと趣味の電子工作を、と考えている人には即効性?はありません。しかし、筆者が職業訓練校の講師と言うことで、限られた時間内でLinuxベースの機器開発とはいかなるものかを学ぶには好適だと思います。無論、それは本当にLチカレベルのスタートラインにつくまでの話ですが。
過去にクロス環境でプログラムした経験がある人なら本書の前半分は軽く流せます。本書ではWindowsホスト上でVine LinuxをVMとして動かし、そこに教材であるARMベースLinuxのクロス開発環境を構成しています。後半にはカーネルを中心としたLinux流のドライバ構造の解説や動作実験が簡明に記述してあり、キャラクタ型のデバイスドライバを作るまでが具体的に記してあります。おまけ的にCGIを使ってのLチカまで。例によってコマンドラインとソースコード満載ですが、まあ、本書程度で投げ出す方は職業プログラマは向きません。
いかにも職業訓練などで使ってくれと言わんばかりの内容と量で、教材がラズベリーパイじゃないのもその辺りが原因かと。
…でも、Linuxベースの開発ってこんなに簡単なのですか?某国産組み込みOSの時はちゃんと動く開発環境を整える、つまりは古いリソースを探すのがとーっても大変でしたよ。

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