Growing Carnivorous Plants の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

バリー・A・ライス氏による食虫植物に関する書籍です。目次によると…(拙訳)

●序文
●第1節…食虫植物の特質
『植物界の怪物に魅せられて』『博物史』『殺しの方法』
●第2節…植物の話
『アルドロヴァンダ属』『ビブリス属』『セファロタス属』『ダーリングトニア属』『ディオネア属』『ドロセラ属』『ドロソフィルム属』『ゲンリセア属』『ヘリアンフォラ属』『ネペンテス属』『ピンギキュラ属』『サラセニア属』『ウトリキュラリア属』『その他の食虫植物&注目すべき植物』
●第3節…栽培と野性における食虫植物
『栽培〜哲学と要素』『植物のための場所決定』『栽培における発展した話題』『家を出る』『自然の保護』
●おまけ

となっています。サイズは28.5cm×22.5cmで、全224ページです。
美麗な写真を多用しています。各章にわたって詳細な記述があり、第2節の各食虫植物の項目では、《植物の構造》《繁殖》《獲物の誘導と捕獲》《獲物の消化》《罠のメカニズム》《生息域》《栽培案内》《品種》《栽培上の問題》等について書かれています。ウトリキュラリア属の章では、品種名が7ページにわたって書かれています。
洋書ですが、辞書を引きつつ読むのも楽しいものです。栽培の手引きとして、あるいは鑑賞・研究として最適です。食虫植物を愛する全ての人にお薦めしたい一冊です。