VOCALIST 6 (初回限定盤B)(ボーナストラック付) の感想
参照データ
タイトル | VOCALIST 6 (初回限定盤B)(ボーナストラック付) |
発売日 | 2015-01-21 |
アーティスト | 徳永英明 |
販売元 | ユニバーサルミュージック |
JANコード | 4988005866349 |
Disc 1 : | さよならの向う側 Woman “Wの悲劇”より サンキュ. 寒い夜だから… 桜色舞うころ 風立ちぬ スローモーション やさしい悪魔 想い出のスクリーン かもめが翔んだ日 告白 春なのに ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ 花は咲く (ボーナス・トラック) Let It Go ~ありのままで~ (ボーナス・トラック) |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » J-POP |
購入者の感想
非常にいい演奏が多いです。特に「花は咲く」は素晴らしいと感じました。くちずさめるほどの素朴なメロディが誰かに力を与える、ふしぎなうた。VOCALISTシリーズでは、このうたの感動を更に素直なものにしました。なにも飾らず主観を排し、客観的な鳴りに抑えることで、メロディの中に聴き手のイメージが映り込みやすくなりました。このシリーズ独特の歌い方です。
また徳永英明の声の魅力は、ろうそくを灯す瞬間のきらめきのように、第一声の音色にあります。この枯れた美しさで歌われる「花は咲く」こそ、沁みてくるものがありました。まるで貪婪な雲を刺し、天に向かって立つ枯れた梢のような表情、そして徐々に雲間から光が射し温もりをまとってゆく演奏なのです。今作最大の聴きどころでした。
VOCALISTでの徳永英明のカバーの美しさは「1」「2」で顕著にみられる、声を素直に置いて、がならず、主観的な歌い方を捨てることで現れる中庸の美です。その美しく枯れた佇みに、聴き手は個人的な想いを投影できました。「3」「4」では徐々に声を張るカバーが増え、歌声の透明度や、音としての奇麗さは少し曇ってしまうことがありました。あの頃はそのギリギリのラインを探っていた節も伺えます。
しかし「6」を聞いていると、そのVOCALISTでの手法・枠組みで奏でる限界を更に押し広げていることが感じられるのです。それが 2.「Woman
また徳永英明の声の魅力は、ろうそくを灯す瞬間のきらめきのように、第一声の音色にあります。この枯れた美しさで歌われる「花は咲く」こそ、沁みてくるものがありました。まるで貪婪な雲を刺し、天に向かって立つ枯れた梢のような表情、そして徐々に雲間から光が射し温もりをまとってゆく演奏なのです。今作最大の聴きどころでした。
VOCALISTでの徳永英明のカバーの美しさは「1」「2」で顕著にみられる、声を素直に置いて、がならず、主観的な歌い方を捨てることで現れる中庸の美です。その美しく枯れた佇みに、聴き手は個人的な想いを投影できました。「3」「4」では徐々に声を張るカバーが増え、歌声の透明度や、音としての奇麗さは少し曇ってしまうことがありました。あの頃はそのギリギリのラインを探っていた節も伺えます。
しかし「6」を聞いていると、そのVOCALISTでの手法・枠組みで奏でる限界を更に押し広げていることが感じられるのです。それが 2.「Woman