ウェポン・フロントライン 航空自衛隊 F-4ファントム 時代を超えた戦闘機 blu-ray の感想

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昨今、新撮影の航空ビデオが少なく、AIR BASE シリーズでさえ最新作のリリースが7年も前の作品になってしまいました。
リバプールが発売している自衛隊シリーズも、基本的には過去の作品のフィルムを使っていたので、やや物足りない感じがありました。

今回は一部を除いてＨＤでの新撮影。映像が美しく、本編78分があっという間に過ぎます。
あまり観る事の無いタイヤ交換映像や、ドラッグシュート回収、収納映像等、興味深い映像が続きます。
基本的には301飛行隊と501飛行隊が中心の構成で、302飛行隊は出てきません。
訓練飛行時や、ＡＣＭ時の映像は過去のどの航空ビデオよりも美しい。

興味深かったのは、オーディオコメンタリー。新谷かおる先生のコメンタリーは面白かった。
名作、「ファントム無頼」の誕生秘話や、「ファントム無頼」劇中で、着陸時にドラッグシュートを使うシーンが少ないのはなぜか？などの疑問に答えてくれます。
封入特典の「ファントム無頼」のイラストポストカード（書き下ろしではありません）は嬉しかったですね。

過去のインタビューでは「実はファントムってあまり好きじゃない」と仰ってた先生が、ファントムが夕日をバックに駐機しているシーンで言うセリフはとても良かったと思います。先生とファントムの和解（？）のようで。

最後に、コメンタリーで新谷先生が言っていたセリフ。「ファントムは永遠です！」