琉球王国 (岩波新書) の感想

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参照データ

タイトル琉球王国 (岩波新書)
発売日販売日未定
製作者高良 倉吉
販売元岩波書店
JANコード9784004302612
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

 
 「琉球王国」といえば、私は何と言っても陳舜臣さんの小説『琉球の風』が思い浮かぶ。この作品は1993年1月から6月までNHK大河ドラマで映像化され、「尚寧王(1564年~1620年)」役だった沢田研二さんの演技が印象に残る。この尚寧王の治世に、「琉球王国」は島津藩に侵攻され(1609年)、日本国(島津藩)に服属することとなったのである。本著は、大河ドラマ「琉球の風」の監修・時代考証を行っていた時期に書かれたものであるらしい(あとがき)。著者の高良倉吉氏は、1947年に沖縄県伊是名島(伊是名村)で生を受け、愛知教育大学を卒業後、浦添市立図書館長、琉球大学法文学部教授などを務め、2013年から県副知事の任に就かれているようだ。当書について、高良氏は「かつてわたしが意気込んで書き下ろした二冊の本、『琉球の時代』と『琉球王国の構造』をベースに、沖縄で歴史家として生き、模索を重ねる日々の感懐をこめて三たび書き下ろしたもの」(同前)としている。

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