「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。 の感想

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タイトル「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。
発売日2014-05-16
製作者河岸 宏和
販売元東洋経済新報社
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

この本を読んで、以前からの重大疑問がひとつ解けました。
 その疑問とは、「加工してあるので充分に過熱してください」と
スーパーで売っているある牛肉表示の意味が???解りませんでした。
この本を読むと、「本来の牛肉」は肉表面に大腸菌が付着しているが、
肉の内部は無菌状態で安全なので、表面のみを焼くことで菌は死滅して、
焼き加減が、レア状態でも食中毒にはならない。
 ところが「加工してある肉」は注射針状の針で肉の内部に牛脂を注入したり、
バラバラの肉を集め、固めてステーキ状にするなどの加工が施してあります。
よって加工することにより大腸菌は、店頭販売状態で肉の内部にまで入っており
充分に過熱して内部まで殺菌しないと食中毒になると言うことです。
このような基本的なことは、非常に参考になります。
他にも基本的な解説がたくさん記載されています。

 私はこの本を購入する前に、他の方のレビューを読んでから決めました。
低い評価レビューの中には内容が間違っているというレビューが有ります、
大手焼肉チェーン店で働いた方が本の内容は、実際と違うため低い評価ですが
本の発刊後、5年間経過しており既に大手チェーン店は改善している筈!

ということで私は記事の内容によりますが、加工肉などの基本的なことは間違いありません。

売れている本ということで購入してみた。一般向けにわかりやすく図解なども用いて構成されており大変読みやすかった。日頃利用しているお店がたくさん出てくるのも良い。もちろんそのようなお店だってケースバイケースで利用すればいいのであって、この本でも決してそのようなお店を否定しているわけではないことはよく読めばわかる。重要なのは情報を得ることだ。その上でお店が利用者を納得させられるかだ。昨年のホテル食材偽装問題以降、飲食やホテルのサービス業裏側といった本が発売されている。業者やお店にとっては不愉快この上ないだろうし異論反論もあるだろう。しかし、このようなスタンスの本が売れることは消費者が関心を寄せていることの現れであり、賛成反対異論反論大いに議論をすればよいし、そのきっかけになるだけでも価値のある本だ。

対話形式の部分もあるなど、編集がうまい。適度にコミカルなところも
読みやすさを加速させる。同じ内容が繰り返されているところもあるが、
それだけ”業界の常識”になっているのだ、と感じた。

本書に書かれている内容を、あまり真に受けないほうがいいと思う。
もちろん留意することは大切だが、あまりにこだわると、食べる楽しむが
激減する。

一番興味を持ったのは、人件費。食べる側も、適正価格を考えたい。

勉強になったことは多かったが、作者が現在コンビニ業界に勤めていることもあり、コンビニに対して擁護している印象を受けました。
あるコンビニに売っているおにぎりのみにアレルギー反応が出るという人がいたという経験があって以来、私はコンビニ食品に対してあまり信用していないのですが・・
そこのところ、裏側を暴いてほしいです。(現在勤めてるならムリか・・)

が、この世界では当たり前という点に驚愕。
「きっとそうだろう」と思いながらも「業界の常識」と断言されると迫力あり。

店の判別方法も乱暴にまとめると「安かろう悪かろう」だが、
著者のおすすめのお店に「KFC」等があったのは興味深い。
まあKFCも「割高感」はあるが、結局は「割にあっている」ということか。

以下が印象的。

(1)焼き鳥は「ねぎまがあるか」がポイント。
(2)回転ずしは「イカ」がポイント。表面に包丁をいれて食べやすくするなどの工夫が大事。
(3)生ビールの質は料理の味と比例する。
(4) KFC, 和幸、サルバトーレ、Royal Host等がおすすめ。

自分の結論としては「健康と節約のために外食は控えようかな」に尽きる!

食品工場で製品の企画、製造、管理の仕事を経験、現在はコンサルタントとして各社の指導をされている河岸さんの新刊。
ホームページやメールマガジンで定期的に送られてくる文章も、その時々の事件や問題を織り込みながら鋭い指摘をされています。

各種のレストランを食べ歩き、問題点を指摘している章は、身に覚えのある企業にとっては耳の痛い、もしくは腹の立つことかもしれません。概ね店名が想像できるところもあるのだけど、開店して数年、早いところでは数か月で閉店していく様子を見ていると、お客さんは馬鹿ではないよなあと思う。それでもまだまだ客を呼んでいる店は、価格での訴求が強いのか、飽きさせないメニュー展開とかの工夫をしているところでしょう。
給料があがらない時代、この値段でこの味、この量ならいいかあという感じかな。

外食産業には、これからますます厳しい時代になりそうです。安い原材料で利益を出せても、働き手がいないとか、家賃の高騰とかで経営がなりたたなくなって来そうです。
そこを工夫したところだけが残っていくのかな。

一方で消費する側も、安いだけの店ののれんをくぐるのを一歩止めて、本当に美味しいもの、正しい原料を使い、きちんとした材料を加工しているところを選んでいくことが大事なのだと思う。

適正な価格を支払うことで、本当に美味しいものが食べられる世の中になって欲しいですね。

河岸さんが、これほどまでに毒舌で切っているのは、本当に食の業界が良くなってほしいと考えているからなのだと思います。
この本で知恵をもらい、厳しい眼をもって店を選ぶ様になれば、業界も変わっていくでしょうね。0

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