ベニテングタケの話 YS008 (ヤマケイ新書) の感想

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参照データ

タイトルベニテングタケの話 YS008 (ヤマケイ新書)
発売日販売日未定
製作者堀 博美
販売元山と渓谷社
JANコード9784635510080
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 植物学

購入者の感想

この一冊でベニテングタケが関わる文化的な側面をすべて知ることができるだろう。大変よく調べているなと感心しながら読み進めた。この方面に興味を持つヒトには必読書である。しかし科学的な側面は最低限度のことしか触れられていない。ベニテングタケそのものを知りたいヒトには物足りないであろう。
ベニタケテングタケが主題の本でありながら Amanita muscaria という名前(学名)が1753年に生物分類学の先達であるリンネにより付けられた、ことに触れられていないことを不思議に思った。またベニタケテングタケの博物画の項でBresadolaの Iconographia Mycologica に載るベニタケテングタケのことが触れられていないのが残念である。
ところで139頁に「腹菌類という分類自体がなくなってしまった」という記述がある。著者の菌類学への理解が不十分であるがゆえにこのようなことを書いてしまうのだろう。著者がきのこライターをこれからも名乗るならば、ここで一度菌類学の基礎をじっくりと学び直して欲しい。著者の今後を期待しているのであえて苦言を呈した。

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