Devil's Chaplain: Reflections on Hope, Lies, Science, and Love の感想

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リチャード・ドーキンスの10年ぐらいのいろいろなエッセイ，コラム集．
宗教，似非科学へのあくまでも手厳しくかつ真摯な態度はいつもながら好感が持てます．科学を誹謗する人々に何故名誉毀損罪が課されないのかというのは（半分冗談にせよ）納得．ファンダメンタリズムの創造説に対して正当にインチキと扱おうとしない世間に対しての怒りとも口惜しさともつかぬ思い，しかし何とかしたいという真剣な思いも伝わります．一般に「宿敵」とされたりするグールドとの共同書簡の計画ははじめて知りました．アフリカ似関する一連のエッセーも味があり良し．