イガリメイク、しちゃう? の感想

ビジュアルアートブックですね。メイク本ではないです。

メイクのプロセスなんて二の次で、とにかくかわいいものをぎっしり詰め込み、よくわからないかわいい一文（グビグビ~~~~シュシュシュッ）でメイクの説明を時々している本です。
私はメイクが好きなので、定番品・限定品問わずしょっちゅう百貨店ドラッグストアに赴いてはコスメを買います。
可愛い物を見つけるとすぐに「きゃ〜〜〜かわいい〜〜こうやって使おうゲヘヘ……」ってなるコスメオタクで、色んな芸能人・アイドルのメイクを可愛いなあと思っては写真を眺め取り入れてマネするタイプなので、そこそこメイクに慣れています。
なのでどの雑誌を見ても、写真を見ても、見るだけでどんなふうな色を使って、どんなふうにメイクしているかというのがすぐわかります。
「こういう小技があるのかあ〜」とか、「なるほどこういう使い方もかわいいな〜」「このコスメいいな〜」「このかんじかわいいな〜」と、アイテムやレパートリーを増やしたいタイプ・さらにメイク慣れしていて細かいプロセスがなくてもパッと見て「かわいい！」思ったものをすぐに取り入れて参考にできるタイプであれば、全く問題なく使える本だと思います。わたしもかわいいなあと思って買ってから一日一度は眺めていますし、参考になっています。

ただ…。
第一にまずおしゃんな写真（雰囲気重視で目元がほぼわからない写真まである）、おしゃんなフレーズ、何故かページをまたぎ「さっきのメイクはこうね!!」と時々端的解説、なぜか後半にベースメイクからのプロセス×２（上下に別れ二種類のメイクが右にページをめくるごとに進んでいく。わざわざ遡って見ないといけないのと、これを見てメイクしようと思っている子はわざわざ何度も捲らなくちゃいけないので大変／だったら、２ページにドンと分かりやすく載せたほうがよほど親切だし見やすい）、その後お気に入りコスメ、またビジュアル写真、ピンク地にうっっっっっっっすい白い文字のQ＆A。

イガリシノブさんのメイクが可愛く発売がわかってすぐに予約しました。届いてすぐに拝見しましたが、メイク本としては内容が薄い。本屋などで店頭で読んでいたらまず購入を見送っていました。わざわざこちらを買わなくても雑誌でたまに特集されるイガリシノブメイクを読んだら充分なくらいだなと思いました。