クラシック音楽は「ミステリー」である (講談社+α新書) の感想
参照データ
タイトル | クラシック音楽は「ミステリー」である (講談社+α新書) |
発売日 | 2013-08-30 |
製作者 | 吉松隆 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
タイトルに拘らずトンデモ本ではない.5編のエッセイのうち,Don Giovanni 殺人事件を扱った第3章は感心しないが,それ以外の章では新鮮な卓見を多数教えられた.特に,Shostakovich の交響曲第10番を論じた第2章は圧巻で,第3楽章のホルンのシグナルの正体解明は有難かった.大作曲家撫で斬りの第4章,Turandot の謎を論じた最後の章など,極めて魅力的である.クラシックファンには強く推薦.