ゲーム開発者になるための Unity4 徹底ガイド プロが教える効果的なゲーム制作技法 の感想

「他のunity入門の本に書いてあることをそのままやってみてとりあえずゲームはできたけど、結局なにをやっているのかわからないしつまらない」って人に最適な本だと思います。逆にはじめてのunity本としてはちょっと難しいです。　「TransformコンポーネントのPositionを(0,0,0)に設定」って言われて困ってしまう人は先に別の入門本をやるべきかと。

他の入門本だとサンプルのゲームって「ボールころがし」とか「キャラクターが歩き回るだけ」とかですが、この本は三人称視点のしっかりとした3Dシューティングを作りながらunityについて勉強していきます。モチベーションが落ちません。

言語はC#です。クラスとかインスタンスとか言われてピンと来るくらいのレベルはあったほうがいいです。もしくはオブジェクト指向。わからなくても読み進めることはできますが、ただソースコードを移すだけになってしまっては意味が無いので。　
この著者は初心者のつまずきそうなところがよく分かっているようで、★注意　って知らせてくれます。　これは本当に助かった。　例えばプロジェクトのパス名に日本語はダメだとか。これは基本的なことなのですが自分が最初にunityを触ったときはなんで動かないのか分からなかった。　

評判があまりよろしくないようですが、私はunity関連の本の中で一番親切な本だと思ってます。　本の余白に自分でメモを書いたりしながら着実に進めていくことをお勧めします。

「開発者になる」、「徹底ガイド」というのを見て、本格的なものかなと思いましたが、これは入門本です。
　
一通りの代表的な機能と、周辺環境の紹介、チュートリアルでとりあえず概要はわかりますが、
さすがに、その先を調べていかないと深く理解はできないようです。

２D、GUIについての項はありません。
プログラムに関しての解説は浅いので、別途C#は知っている必要があります。（他の言語知ってればだいたいわかると思います。）

他で開発経験がある方が、Unityを知るのには良い本だと思います。