新法令用語の常識 の感想

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参照データ

タイトル新法令用語の常識
発売日販売日未定
製作者吉田利宏
販売元日本評論社
JANコード9784535520868
カテゴリ社会・政治 » 法律 » 暮らしの法律 » 法律入門

購入者の感想

気付いたミス:例示で示してある囲みの条文例で、「見出し」は本来は行頭を半角(あるいは出版物の場合は1角でも)下げるべきところ行頭下げが行われていない。同時に購入した「法令作成の常識」(林修三著)では正しく表記されている。林修三著の「法令用語の常識」が手元にないので対比できないが、きっとこんな不備はないだろうと思う。
感想:新版に改めるのはいいが、こういう初歩的なミスがあってはこの本全体が信用できなくなり、使うことができなくなり捨てるしかない。著者等を厳選してかかるべきだろう。

 本書の原型である「法令用語の常識」林修三(日本評論社)は、日ごろ私も参考にしています。同書の魅力は、単なる参考書にとどまらず、著者の見識に基づく法律論が伺える点です。
 ただ、名著であっても時間の経過は致し方なく、法制執務の参考に際しては、その後の技術的な蓄積について確認が併せて必要でした。
 本書の著者は元衆議院法制局参事で、立法のプロフェッショナルです。引用される事例も豊富で、自治体の条例や法制度に関する説明もわかりやすく丁寧です。
 用語の使用例についても、法律では○○で、自治体の条例では△△と使用される向きもあります、なんて説明は双方に精通した著者ならではでしょう。
 一方で、本書の元になった書籍へのリスペクトも忘れません。
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 林修三氏は「又は」、「及び」という接続詞をどう使い分けるかは「法制局参事官の卒業論文になるくらい中々難しい点を含んでいる」と述べています。なるほど経験を積めば積むほど、配慮すべき要素が見えてくるわけですから、迷いがでる用語であることは間違いありません。
(20ページ)
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 また、同じ条項で似た用語をあえて使い分けている事例もあげ、立案者の「こだわり」も解説します。ちょっと古いですが「いい仕事してますねぇ」の感嘆句を思いだします。
 お値段も手ごろなので、法律の条文に興味ある方ならお手元に置かれては、と思います。

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