クトゥルフ神話TRPG リプレイ 御津門学園ゲーム部の冒涜的な活動 (ファミ通文庫) の感想

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参照データ

タイトルクトゥルフ神話TRPG リプレイ 御津門学園ゲーム部の冒涜的な活動 (ファミ通文庫)
発売日販売日未定
製作者内山 靖二郎
販売元KADOKAWA/エンターブレイン
JANコード9784047301665
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

何と初の文庫スタイルのクトゥルフ神話TRPGリプレイ。
その事実に相応しい、プレイヤー全員名のあるライトノベル作家と言う豪華な顔ぶれが参加した。

築地俊彦(TRPG大ベテラン)田口仙年堂(プレイ経験一回)井上堅二(プレイ経験同じく一回)

まずは体験的にプレイしたセッションのクライマックスから始まる。

幼い妹の目の前で兄(だったもの)を焼き殺すイノウエさん。
一行でホラー映画クライマックス展開が見える。すげー。井上さんスゲー。

そして本番。
御津門学園ゲーム部(仮)に所属する三人が、スマホを中心に起きる宇宙的恐怖の事件に巻き込まれる。

大ヒットしたスマホゲーム『飢神』を製作したかつてのゲーム部。
だが、製作した二人は仲違いし、ゲームは未完のまま配信を止めていた。
そして数か月後。突然、それは再開される。
すでに手を引いていたシナリオ担当の留年部長・薫(築地)、その妹で倫理観の薄い兄の尻拭いをするあいり(田口)、そしてあいりをストーキングする正宗(井上)。
その奇妙な現象はスマホを通して宇宙的恐怖を人々の側に呼び寄せる。
事件の裏には狂気に憑りつかれた人間と、そして飢えた旧支配者の存在があった。

舞台はメイドが理事長をしたり、若き歴史小説家が特別講演をしたり、正気度が減りそうな絵を描く美術部員が居たり、有名な心理学の権威が理事長代理に居たり、屍食経典儀に通じた女子高生探偵が居たりする御津門学園だが、あくまでも独立したお話。
さすがラノベ作家が三人も集まっただけあって物語がどんどん積み上がっていく。一冊一話だけの収録なのが残念なほどだ。いびつ過ぎる三人の関係もうまく成立させている。
ところで井上さんがプレイヤーである正宗だが、運動能力が高くてバカと言う造形は、代表作の主人公に酷似している。

是非とも続巻を希望したい。

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