The Magic of Reality: How we know what's really true の感想
参照データ
タイトル | The Magic of Reality: How we know what's really true |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Richard Dawkins |
販売元 | Bantam Press |
JANコード | 9780593066126 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
●本書は、ドーキンスにとって初めての、ティーンエイジに向けて書かれた科学啓蒙書である。「悪魔に仕える牧師」「神は妄想である―宗教との決別」などの近作ではずいぶんイライラしている調子のあったドーキンスだったが、とうとう「もう大人には何を言ってもダメだ、やはり子供をきちんと科学教育しなくては」と考えたのだろう。そのせいか、語り口は久しぶりにトゲがなくて優しくさわやかだ(初期作品からのドーキンスファンである私は、こちらのクールなドーキンスの方が好きだ)。話題は原子から宇宙まで自然科学のあらゆる領域に及んでいるが、ドーキンスの天才的な説明の巧さは分野を選ばないことがよくわかる。
●ちなみに、本書には日本のことが2度出てくる。ひとつは、世界の神話の中でも珍しく日本では太陽が女性神であること(P124)。もうひとつは、地震の説明に関するページである(P200-)。まだ翻訳がでていないが、ティーンエイジ向けに書かれているため、凝ったレトリックも殆どなく英語でも読みやすい。逆に、ドーキンスファンにとっては特に目新しいことが書かれているわけでもないので(論旨としては「
●ちなみに、本書には日本のことが2度出てくる。ひとつは、世界の神話の中でも珍しく日本では太陽が女性神であること(P124)。もうひとつは、地震の説明に関するページである(P200-)。まだ翻訳がでていないが、ティーンエイジ向けに書かれているため、凝ったレトリックも殆どなく英語でも読みやすい。逆に、ドーキンスファンにとっては特に目新しいことが書かれているわけでもないので(論旨としては「