パデレフスキ編 ショパン全集 VII ノクターン の感想

改訂版とあり、ISBNも新たに振られていますが、発売元のヤマハ・ミュージックメディアのサイトによると、
「ポーランド音楽出版社が制作したパデレフスキ監修によるショパン全集(通称パデレフスキ版)の日本語版。解説および注釈を邦訳し、楽譜の部分はまったく手をいれず原典をそのまま踏襲している。」
とあり、旧版 と内容は同じもののようです。旧版に多くのレビューがあるため、内容についてはそちらにお譲りします。

1-19番の収録で、最近有名になった20番嬰ハ短調や、21番が収録されていません。
ノクターンに関しては、全音版 は古く、ウィーン原典版 は学術的には優れていますが、異稿を併記して載せているなど、必ずしも使いやすくはないですし、エキエル版