人間らしくヘンテコでいい の感想
参照データ
タイトル | 人間らしくヘンテコでいい |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鎌田 實 |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087815474 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » か行の著者 |
購入者の感想
ずっしりヘビーだけど読み応えたっぷり。
特に、「風ちゃんの魔法の足」というエッセイで紹介されている、重い障害を抱えながら生きる50代の女性が忘れられない。
人生にはあきらめなければならないことと、あきらめちゃいけないことがある、と風ちゃんは言う。
自分一人ではトイレにも行けない彼女は、
足で描いた絵の展覧会をしたり、車椅子でタクラマカン砂漠に行ったりするために
用を足したあと家族以外の人に紙で拭いてもらう恥ずかしさや悲しさを、あきらめて受け入れた。
「家の一歩そとは/心の戦場
ひとの目は機関銃/聞こえる声は大砲/ひとの態度はミサイル
私の心 殺そうとする
ミサイル・大砲 すごくこわいけど/でも 歩く
こわくなくなるまで歩く」
風ちゃんが書いたこの詩を、くじけそうになったとき、これから何度も読み返すと思う。0
特に、「風ちゃんの魔法の足」というエッセイで紹介されている、重い障害を抱えながら生きる50代の女性が忘れられない。
人生にはあきらめなければならないことと、あきらめちゃいけないことがある、と風ちゃんは言う。
自分一人ではトイレにも行けない彼女は、
足で描いた絵の展覧会をしたり、車椅子でタクラマカン砂漠に行ったりするために
用を足したあと家族以外の人に紙で拭いてもらう恥ずかしさや悲しさを、あきらめて受け入れた。
「家の一歩そとは/心の戦場
ひとの目は機関銃/聞こえる声は大砲/ひとの態度はミサイル
私の心 殺そうとする
ミサイル・大砲 すごくこわいけど/でも 歩く
こわくなくなるまで歩く」
風ちゃんが書いたこの詩を、くじけそうになったとき、これから何度も読み返すと思う。0