小林清親 文明開化の光と影 の感想

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参照データ

タイトル小林清親 文明開化の光と影
発売日販売日未定
製作者小林 清親
販売元青幻舎
JANコード9784861524806
カテゴリジャンル別 » アート・建築・デザイン » 作品集 » 画集

購入者の感想

滅多に見ないNHKの日曜美術館にたまたまチャネンルを合わせたら、画面に映っていたのが「御茶水蛍」。ほたるの光の描き方、水面に映る船の明かり。浮世絵が版画だということを番組を見て知ったくらい、美術に疎い私でも、小林清親の絵の素晴らしさはわかりました。絵を見て、心うたれるというのは、こういうことを言うのだなと思いました。そのまま番組を見続けたあと、紹介されていた作品をもう一度見たいと思って調べたら、本がありました。
どの絵もいいですが、今の時期、雪の景色は特に心にしみます。夜の景色もなんともいえない温かみがあって、見ているとじ〜んときます。
「猫と提灯」もいいです。猫好きなので、特に。色や陰影の美術的な素晴らしさも当然でしょうが、猫のいたずらしてるときの可愛さ、毛の質感がしっかり出ていて、たまりません。ずっと見ていて飽きません。さらに、「猫と提灯」の35版にわたる順番摺りが再現してあるのが、すごかった。書いた人もすごいけど、彫った人、刷った人もすごい。なんで、こんなに素晴らしいものが、学校の美術の教科書に載ってなかったのか、不思議でなりません。
評価を1点引いたのは、どれもいい絵なのに、本が小さいから、細かいところが見えないことです。展覧会に合わせての出版のようですので、見に来た人が手軽に買えて、しかも作品を網羅している、という目的があってのことなのだと思いますが、できれば大きな絵で見たかったなと。大判画もあるんですね。よく知らないので、単純に作品数の多い方がお得でいいかと思って買ってしまいました。作品の鑑賞とは、そういうものではないのだと、今回勉強になりました。

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