もう、だまされない! 近藤誠の「女性の医学」 の感想

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参照データ

タイトルもう、だまされない! 近藤誠の「女性の医学」
発売日販売日未定
製作者近藤 誠
販売元集英社
JANコード9784087815498
カテゴリ暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 家庭療法・医学 » 婦人病

購入者の感想

しっかり読んで欲しいのですが???アンチな感じです。自分は、この手の本を読みあさってますけど。無駄だらけの医療はこりごりですからね!自分の意志を持つことが大事です。

「がんには発見された時点ですでに転移している本物のがんと、放っておいても進展しない“がんもどき”の2種類しかない」という「近藤理論」は、国内・国外を問わず、臨床医学においても基礎医学においても支持されていません。最初はおとなしかったがん細胞(あるいは前がん細胞)が遺伝子変異により次第に悪性度を高めていくことはよく知られています。たとえば人間社会でも、世の中に神か仏のごとき善人か、生れ落ちるとからの極悪人の2種類しかいないということはないように、がん細胞の性質あるいは悪性度にも多様性があります。子宮頸がんについて言えば、悪性度は癌腫の中では中等度といったところでしょうか。多くの場合、進行は緩徐ですが、病期が進むと治癒が困難になります。

現在までに前がん病変(異形成〜上皮内がん)から子宮頸がんの発症・進展に関する数多くの疫学調査がなされています。上皮内がんの99%は自然に消えてしまうので治療しなくてよいという近藤氏の記述は、おそらくその中で前がん病変のリスクを最も低く評価した論文だけを引用しているのでしょう。「上皮内がん」という病理診断には病理医の間でも不一致があり、また経過観察の方法や期間によってもがんへの進展率は変わってきます。しばしば引用されるOstoerの論文[1](1993年)によれば、1950年以後の報告を集積したところ、高度異形成および上皮内がん(CIN3)から浸潤がんへの進展率は12%でした。ただしこの報告には観察期間の短い調査も含まれています。2008年に発表されたニュージーランドからの報告[2]では、CIN3を治療せずに経過観察した場合、浸潤がんの発症は5年後で13%、10年後で20%、30年後で31%でした。一方、初発時・再発時ともに標準的な治療を受けた症例では30年間で浸潤がんの発生はわずかに0.7%でした。パピローマウィルス感染から異形成や上皮内がんを経て子宮頸がんへと至る道筋については、この数十年間の医学研究の成果として今や確立された定説となっています。

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