魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (5) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) の感想

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参照データ

タイトル魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (5) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
発売日2013-01-12
製作者原案:Magica Quartet
販売元芳文社
JANコード9784832242470
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

「ここまで俺世界なら完全オリジナルにするべき」
という意見もありますが、あくまでまどマギの世界をベースにした設定であり、原作に対するメタファー的な展開ですので、スピンオフとして面白い作品だと思います。

脚本を面白いと感じるかどうかは、そのままその人の許容範囲を計るような気がします。
まぁ、プレイアデスを7人も出す必要は無かったとは思うけど。

気になったのはむしろ、時々何が起こっているかわかりづらい作画の方ですが…全体的に綺麗な絵柄だし、読みづらいレベルでは無いです。

ネタバレだらけですので、不快に感じる方は読まないでください。
ストーリー構成はスゴい!!の一言。
魔法少女になってしまった彼女達にとって、魔女化しない唯一の方法、それは「グリーフシード」による穢れたソウルジェムの浄化…そのルールはキチンとまどか本編と変わらず存在していて、途中で「アレッなんでべえさんが直接浄化してくれるの?」「あぁ、このべえさんは良い奴なんだ」と思ったりしますが、それは良い意味での作者側のミスリードだったのだとこの5巻で思い知らされます。

べえさんから言わせれば、「最初からずっとボクはボクでしか無いのだからボクを続けていただけだよ」とでも言いだすでしょうね。目に闇の光を灯して…

軽く明るい始まりからは想像も出来ない、一言で言うなら「地獄」と言っても過言ではない深く暗い悲しみの血の池に沈んで行き、常人には這い上がる事など不可能と思われる程の足枷をかけられながらも、また光のある暖かい場所を求めて彼女達は這い上がります。
この力強さこそ、勇気を与えてくれる何かこそが「マギカ」の真髄であり、だから良いのだと本当に思います。だから好きなんです。本当に。人は戦えるんだ…紙キレみたいに弱い肉体にどれだけの苦痛を受けたって、心がある限り死なない。無限に等しい力で…負けたくない。曲げたくない。あぁなんて強い少女達なんだ(泣)

…しかし最後の魔女がちょっとヒネりが足りないような気がしたのは私だけであると思いたいです。
形が「夜」に似すぎていて、それはほむほむの戦いでしょ…っとツッコみたくなってしまいました…オマージュなのか!?うーむ…

最後は否定的な事を書きましたが、でも良い作品でした!!

この最終巻を含め、かずみ☆マギカという作品に対しての全体的な感想。

一応最新巻が出るごとに買ってはいたけど、個人的にいまいちハマれなかったかずみ☆マギカ。
しかし、この度最終巻を購入して、全巻を一気に読んでみるとなかなかに面白かった。

当初から、本編のまどか☆マギカとは設定が微妙に食い違っていたが、
その設定や背景のズレの理由もちゃんと解き明かされている。
まどか☆マギカに登場する象徴的なシーンやキーワードが意外な形で登場していたり、
まどか☆マギカをよく知る人ほど味わい深い作品であると思う。
そういうオマージュだけでなく、作品自体のストーリーも
ちゃんとそれなりの結末をもって締めくくっているのも良い。

難点を上げるなら、所々ストーリーの流れや背景が理解しづらいところ。
描写的な面でも、作画的な面でも何が起きてるのかわかりにくいことが間々ある。
(この作品に限らず、まどか☆マギカのスピンオフコミックではこういう指摘をちらほら見かける。)

あと、まどか☆マギカに比べて、内容的にSF色がより濃いように思う。
要するに本編にはない設定や技術、ロジックがいくつか追加されており、
それらの設定を許容できるかどうかで、案外この作品の評価は別れるような気がする。0

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