パッシオーネ~復活の歌声 の感想
参照データ
タイトル | パッシオーネ~復活の歌声 |
発売日 | 2001-12-21 |
アーティスト | 秋川雅史 |
販売元 | 日本コロムビア |
JANコード | 4988001940418 |
Disc 1 : | オー・ソレ・ミオ 泣かないお前 禁じられた音楽 マレキアーレ 忘れな草 フニクリ・フニクラ カタリ・カタリ ロリータ サンタ・ルチア 帰れソレントへ 愛は限りなく |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » オペラ・声楽 |
購入者の感想
よく言えば素朴、悪く言えば朴訥な歌唱である。フレーズの歌い回しやディクションに顕著な生硬さがみられる。CD収録曲の中には素朴さが功を奏している楽曲もあれば、朴訥さが悪い方に出ている楽曲もある。
また、A音以上の高音域の取り扱いに課題がある。いくらリリコ・スピントの声質であっても、中低音域の広がったままの声で高音を出すのはいささか無理があり、(もし生で聴いたら)響きの落ちた「そば鳴り」の声を出していると考えられる。もっと重い声のクーラ氏やジャコミーニ氏なども、高音域は軽く当たる部分で声を出しており、これが出来ると聴き手に「輝かしい声」という印象を与える。
当CDにおいて秋川氏はまだその領域を使い切れていないため、「詰まった響かない高音」という印象を受けるものと考えられる。
また、A音以上の高音域の取り扱いに課題がある。いくらリリコ・スピントの声質であっても、中低音域の広がったままの声で高音を出すのはいささか無理があり、(もし生で聴いたら)響きの落ちた「そば鳴り」の声を出していると考えられる。もっと重い声のクーラ氏やジャコミーニ氏なども、高音域は軽く当たる部分で声を出しており、これが出来ると聴き手に「輝かしい声」という印象を与える。
当CDにおいて秋川氏はまだその領域を使い切れていないため、「詰まった響かない高音」という印象を受けるものと考えられる。