1421: The Year China Discovered America の感想
参照データ
タイトル | 1421: The Year China Discovered America |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Gavin Menzies |
販売元 | Blackstone Audiobooks |
JANコード | 9781433255113 |
カテゴリ | Formats » Audio CDs » History » United States |
購入者の感想
明の3代・永楽帝の15世紀はじめ、中国は世界の制覇を目指して海外に雄飛した。大航海者・鄭和は、6回にわたって世界各地を探検した。その6回目はアフリカまで達したことが分かっているが、著者メンジースは大胆な推論を展開する。大艦隊を4つに分け、世界中を探検したとする。中国ではその後、国策の転換があり、鄭和の業績は意図的に葬り去られる。著者は古地図研究の趣味があり、コロンブス以前の地図に南北アメリカ大陸が描かれていることに疑問を抱く。そして当時の技術や国力から、発見の業績は中国人以外にはあり得ない、と結論する。以後10年あまりにわたって、著者は世界中を取材して回り、沈没船や動植物、言語、DNA鑑定などおびただしい証拠を発掘して、この本をまとめた。ミステリーを読むよ!うに面白く、知的好奇心を満足させてくれる。著者のウェブサイトには、世界中からおびただしい証拠が寄せられており、秋には続編が出る予定で、それも楽しみだ。