工作図鑑―作って遊ぼう!伝承創作おもちゃ (Do!図鑑シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 工作図鑑―作って遊ぼう!伝承創作おもちゃ (Do!図鑑シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 木内 勝 |
販売元 | 福音館書店 |
JANコード | 9784834007244 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン |
購入者の感想
参観日で学校に行ったときに子どもの図画工作を見る機会があります。つい自分が小学生だった時と比べてしまいますが、25年前の小学生の方がはるかにいい作品を作ったと感じます。子どもが不器用になっているのは「学研の付録」を見ても明らかです。「6年の科学」の4月号付録は自分でラジオを作る,というものですが「心臓部」は出来上がっていたので,あっという間に終わってしまいました。昔の感覚で付録を企画しても不器用だからだめなんだそうです。数年前から、ほとんど出来上がった付録に転換したそうです。(朝日新聞より)でも、あきらめてしまっていいのでしょうか。自分でものを作る訓練をしてはいかがでしょう。子どもたちが不器用になった原因の一つに親の私たちが「手を切るから、危ないから」と言って刃物や工具を取り上げたこともあると思います。もちろん、いきなり一人でやらせては危ないですから親もいっしょにするのです。この「工作図鑑」は「手」も道具の一つと位置付けて、手指を使う工作から始まり,はさみ・小刀・千枚通し・金づち、と道具を使う工作へと進めるように出来ています。丁寧な作り方図と説明、難易度付で「やってみようか」という気にさせてくれます。特別な材料を揃えなくても手近にあるダンボールや牛乳パックを材料にすることが多いので、リサイクル工作の本としても楽しめます。私の子どもはこの本を大いに利用したので将来が楽しみな時期もありました。ですが、ご多分にもれずゲームの前に敗れ去った感があります。これから子育てをする皆さん、ゲームの類は教えなくても覚えてきます。工作は教えなくては出来ません。一度は工作の喜びをお子さんと分かち合ってください。