和をあそぶ江戸の切り紙―粋な切り紙155点を収録 の感想

春夏秋冬、日本の一年を楽しむのに切り紙は適していることが、
この本でよくわかる。紙とはさみがあれば年齢を問わずできる
やさしい切り紙なのに、なんというグッドデザイン。江戸から
つづくデザインを集めてあるが、全然古びていない。お正月を
はじめ「祝うきもち」を切り紙に託して無病息災を祈ったり
楽しむるきもちはいつまでも受け継いでいきたい、と改めて思
った。風呂敷やギフトラッピングなど生活を楽しむ和小物も
掲載されている楽しい本でした。
著者のエキグチさんは海外に日本伝統の「折り・包む・結ぶ」
を紹介されて人気の方と聞く。モダンデザインにも通じる和の
デザインが共感されたのでしょうか。