ウルトラアクト × S.H.フィギュアーツ ULTRAMAN 約155mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

造形はとても良いです。劇中のスタイル、デザインがしっかり再現されていて、素立ちでもカッコいいです。
ただ残念なのは可動。特に肩と胴、腰、股間です。
肩は水平まで上がらず、上腕のロールも無いため、パンチを極めようにも肩がしっかり入ったポーズがとれない…
胴と腰は干渉部が多くて捻ることが出来ず、前屈もほとんど出来ない。腿の装甲が干渉することで脚が前に上がらず立膝もイマイチ…
特定のポーズだけを意識して設計したような可動です。
最近のフィギュアーツは造形と可動を両立したものが多かったので殊更残念…

(塗装)全体的にサンプル画像よりも薄め。赤い部分が少し滲んでたりはみ出してたりとキレイとは言えない印象。
個体差あるようですので店頭で購入される方はよく吟味したほうがよいかと。

(可動)二の腕の回転は一応あるんですが、肩が干渉するために腕を前にしたときに窮屈なのであまり効果はなし。これはもうデザイン上仕方ないですね。
腰もデザイン的に回らないですが胸の部分が回転します。ただ、他のレビュワーさんも書いている通りギチギチなので隙間からシリコンスプレーを吹いてあげたほうがいいかもしれません。
股関節はかなり引き出せるので立て膝は余裕ですが、前屈は厳しめなのでアイアンマン的な着地ポーズはかなりギリギリ。
足首もデザイン的に可動させんくいのでポーズをつけた際の接地性もあまりいい方ではありません。

(オプション)握り手左右、平手左右、ポーズ用手首左右、交換用胸パーツ、スペシウムブレード付腕パーツ左右、エフェクト嵌合用腕パーツ左右、スペシウム光線エフェクト。

(総評)アクト×アーツの合作ということで期待値が高すぎたのか、個人的に少しガッカリクォリティーという印象でした。
ただ、言われるほど全く可動が悪いわけでもない(デザイン上仕方ない部分が多々あり)し、プロポーションは格好いいので定価以下なら買ってもいいんじゃないかなとは思います。
もっとディテールの上がったセブンに期待したいところです。