データ・アナリティクス3.0 ビッグデータ超先進企業の挑戦 の感想

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参照データ

タイトルデータ・アナリティクス3.0 ビッグデータ超先進企業の挑戦
発売日販売日未定
製作者トーマス・H・ダベンポート
販売元日経BP社
JANコード9784822250133
カテゴリビジネス・経済 » 実践経営・リーダーシップ » 企業経営 » 企業革新

購入者の感想

このタイトルは少し分野が狭く感じてしまうような気がしました。原題のBig Data@Wirkが素晴らしいので少し残念ですね
日本語タイトルのイメージではなく、本格的なビジネス利用の姿=Big Dat@Work=が書かれています。

本書は原題の『Big Data at Work』が示す通り、企業におけるビッグデータ活用例に焦点を絞り、そのポイントをまとめた解説書です。データアナリティクスと聞くとなにやら複雑な数式や手法を想像してしまうのですが、この本ではそうした細かい技術解説は省き、様々な企業の実例と特徴を分かりやすく紹介しています。

「ビッグデータ」というと、往々にして単に「巨大なデータ」と誤解されがちな上に、各種手法が猛烈なスピードで進化している為、なかなか実像が掴みにくいテーマです。はっきりとした定義が難しく、その内容も日々変化し続けていること自体、ある意味ビックデータの特徴だとも言えます。

ビッグデータの本質は明確な属性や項目値を持たない「非構造化データ」にあると本書では指摘していますが、もう一歩踏み込んで考えると、変化し続ける現実世界そのものを数値化する試みなのかもしれません。一見掴みどころが無い様に思える話ですが、ビッグデータを巡る動きを「ビジネスにどう活かすか」という視点でまとめた本書を読むと、ビッグデータの未来について理解を深めるヒントが得られます。
ビッグデータとは何だろう?と興味を持たれた方、ビジネスとの関係を知りたい方に、入門書としてお薦めです。

本書ではブームになった「ビッグデータ」に関するダベンポート氏の見解から始まり、想定読者としてビッグデータに関する社内の課題を解決しようとする人が想定されている。ビッグデータというとどうしてもITの影がちらついてしまい、事業会社のビジネス部門の方には敬遠されがちな内容になるイメージがあるが、本書ではITに関連する技術的な記述があるものの、ビッグデータ/アナリティクスというキーワードで、組織、ビジネスプロセス、意思決定などといった様々な観点で企業のあるべき姿に言及されている。アナリティクスの今後の重要性を考慮すると、今後ビジネスを改善/拡大させようという志の高いビジネスパーソンは是非一度読んでおくべき書籍であると感じた。
本書では先進事例も紹介されており、机上の空論ではないアナリティクス3.0という状態に達するためには、今後自分の所属する企業は何をすべきか、自分は何ができるのかという問いかけをしてみたくなる、そんな興味深いきっかけをわかりやすく与えてくれる良書であると思った。0

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