レコード・コレクターズ増刊 ザ・ビートルズ・マテリアル vol.3 ポール・マッカートニー の感想
参照データ
タイトル | レコード・コレクターズ増刊 ザ・ビートルズ・マテリアル vol.3 ポール・マッカートニー |
発売日 | 2013-11-09 |
製作者 | 和久井 光司 |
販売元 | ミュージックマガジン |
JANコード | 4910196381134 |
カテゴリ | 雑誌 » 音楽・映画・テレビ・芸能 » 音楽 » 洋楽 |
購入者の感想
10月からポール来日に合わせて出たムックを全部買ったが自分はどれも一長一短と感じた。その中で1冊だけいいと思ったのがこの和久井氏のレココレ・ビートルズマテリアルシリーズだった。シリーズの中でも一番和久井氏の思い入れがなさそうなポールはつまらない予感がしていたので面白く読めたのは意外だった。
他の来日特集本ではわかりきった理由でポールを礼賛している人ばかりで、それがつまらなかった。和久井氏はポールがミーターズから受けた影響を指摘したり、レッドローズスピードウェイを"私はこのアルバムが非常に好きなのだが、批評家として内容に言及するなら「非常に中途半端なアルバム」と言わざるをえない"と書いているように、ポールの作品といい距離を保った評論を真面目に読み物にまとめているところが逆に新鮮で好感が持てた。読んでいると自分と意見が違うところだらけだが、だめなものはだめとハッキリ書いているのが面白い。ビートルズしか聞かない人や自分の考えと違うことが書いてあると腹が立つ人は読まないほうがいいと思う。
前2冊のビートルズ編とジョン編も読み物としては面白かったがデータのまとめが雑だったり間違っていたりして全体の評価が低くなってしまった。でも今回のポールのムックはデータがまとまってるので評論に集中して読める。
マテリアルシリーズの次回発売は、彼が敬愛するジョージと、取り上げられることが少ないリンゴの2人を扱う。楽しみになってきた。
他の来日特集本ではわかりきった理由でポールを礼賛している人ばかりで、それがつまらなかった。和久井氏はポールがミーターズから受けた影響を指摘したり、レッドローズスピードウェイを"私はこのアルバムが非常に好きなのだが、批評家として内容に言及するなら「非常に中途半端なアルバム」と言わざるをえない"と書いているように、ポールの作品といい距離を保った評論を真面目に読み物にまとめているところが逆に新鮮で好感が持てた。読んでいると自分と意見が違うところだらけだが、だめなものはだめとハッキリ書いているのが面白い。ビートルズしか聞かない人や自分の考えと違うことが書いてあると腹が立つ人は読まないほうがいいと思う。
前2冊のビートルズ編とジョン編も読み物としては面白かったがデータのまとめが雑だったり間違っていたりして全体の評価が低くなってしまった。でも今回のポールのムックはデータがまとまってるので評論に集中して読める。
マテリアルシリーズの次回発売は、彼が敬愛するジョージと、取り上げられることが少ないリンゴの2人を扱う。楽しみになってきた。