秘密保護法 社会はどう変わるのか (集英社新書) の感想
参照データ
タイトル | 秘密保護法 社会はどう変わるのか (集英社新書) |
発売日 | 2014-11-14 |
製作者 | 宇都宮 健児 |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784087207613 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
おかしい事に、メディアはこの特定秘密保護法施行が目前に迫っているのに、何も報道していないのです。
そこで、本書の登場です。中でも、テロ活動の定義がデモにも適用され、これからは様々なNPO団体による十分な反対運動が萎縮してしまうかです。官邸前デモでも路上の至るところに立った警官達は、参加者を少しでも威圧して減らそうと、職務質問したりして嫌がらせをしているのが目につきますが、同法施行後では具体的な妨害活動や撤去に乗り出してくる恐れがあるのかどうか、本書での私の関心事の一つは正に治安維持法としての側面と、あと一つ官僚が秘密指定を利権化して、国会での政策論議が情報不足になり、国策を誤る危険が今よりいたずらに増大することです(これには同法を利用した秘密裏の対外軍事行動も含みます)。しかも、国民は現状以上に蚊帳の外に置かれるのです。これでは、今でも十分にできていない国民に依る国政監視などより困難になります。以上が特定秘密保護法に関する評者の簡潔な概括です。こういった社会の構造を変質させてしまう特定秘密保護法施行目前にこうして素敵な研究書を出版してくださった宇都宮さん達は、真に国民の立場、声を代弁してくださっています。これからも私は宇都宮さんを断固支持します。次の都知事選は是非また立候補して下さい。
本書は全日本国民必読の書です。
そこで、本書の登場です。中でも、テロ活動の定義がデモにも適用され、これからは様々なNPO団体による十分な反対運動が萎縮してしまうかです。官邸前デモでも路上の至るところに立った警官達は、参加者を少しでも威圧して減らそうと、職務質問したりして嫌がらせをしているのが目につきますが、同法施行後では具体的な妨害活動や撤去に乗り出してくる恐れがあるのかどうか、本書での私の関心事の一つは正に治安維持法としての側面と、あと一つ官僚が秘密指定を利権化して、国会での政策論議が情報不足になり、国策を誤る危険が今よりいたずらに増大することです(これには同法を利用した秘密裏の対外軍事行動も含みます)。しかも、国民は現状以上に蚊帳の外に置かれるのです。これでは、今でも十分にできていない国民に依る国政監視などより困難になります。以上が特定秘密保護法に関する評者の簡潔な概括です。こういった社会の構造を変質させてしまう特定秘密保護法施行目前にこうして素敵な研究書を出版してくださった宇都宮さん達は、真に国民の立場、声を代弁してくださっています。これからも私は宇都宮さんを断固支持します。次の都知事選は是非また立候補して下さい。
本書は全日本国民必読の書です。