ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(初回限定版)(オリジナル・サウンドトラック付き) [DVD] の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトルヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(初回限定版)(オリジナル・サウンドトラック付き) [DVD]
発売日2013-04-24
監督庵野秀明
出演緒方恵美
販売元キングレコード
JANコード4988003818135
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

”破”の本編後の予告編と全く異なる作品となった”Q”。これは意図的だったのか?ちゃぶ台返しだったのか?

本作は、徹底してシンジの視点から物語が語られる。したがって、シンジがそうだったように、観客も訳が分からないまま、”破”の続きではなく、いきなり14年後の世界に放り込まれて物語は始まる。空白の期間についての説明は無く、その後のストーリーも意味不明のまま進行し、頭の中が?マークのまま終幕となる。敢えて説明は省略。何とも不親切極まりない。観客への挑戦なのかも知れないが、余りの塩対応に庵野監督の悪意さえ感じる。

恐らく、観客にシンジと同じ気持ちを味合わせようという意図があったのだろう。シンジの一人称の視点で本作を観させることが狙いだったのではと推測する。結果的に観客を大いに混乱させることには成功したと思うが、これだけ説明不足の中でストーリーが進むと、本作におけるシンジの気持ちは何となく分かっても、理解不能のストーリーに集中出来ないため、感情移入までするのは到底無理である。一人称ではなく三人称の視点でしか本作を観ることが出来ず、置いてけぼりにされた気分になった。

映画は、何も分かりやすく制作する必要はない。難解なストーリーの映画があっても全然構わない。ただ、難解な中でもストーリーを理解するための手掛かりはちゃんと示す必要が制作者側にはあると思う。その点では、”Q”は謎の単語は次から次に出てくるが意味を理解するための手掛かりは示されず、明らかに説明不足と感じる。コアなファンは、旧作のTVシリーズや劇場版、庵野監督の他作品、独学で得た知識などもフル動員して説明不足を補っているようだが、その様な努力を観客に強いるのは不適切。新劇場版以外の作品等も観ないとストーリーが理解出来ないのなら、はっきり言って制作者側の反則行為だと思う。繰り返し言うが、ストーリーを理解出来ないのは、観客側の不勉強ではなく、制作者側の手落ちである。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(初回限定版)(オリジナル・サウンドトラック付き) [DVD]

アマゾンで購入する
キングレコードから発売された緒方恵美が出演の庵野秀明のヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(初回限定版)(オリジナル・サウンドトラック付き) [DVD](JAN:4988003818135)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.