股間若衆―男の裸は芸術か の感想
参照データ
タイトル | 股間若衆―男の裸は芸術か |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 木下 直之 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784103321316 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » アート・エンターテイメント » アート・芸術 |
購入者の感想
著者は美術・芸術に造詣が深い東大教授。けれどタイトルからみても、けっしてお堅い研究書ではない。4年前に赤羽駅前で見た裸の男性像に興味を持ったことが、「股間若衆」研究の始まりだった。著者が引かれたのは、あいまいなかたちで表現された像の股間(性器)だったのである。
その後、各地を巡り、美術館や駅前に設置された「股間若衆」(男性裸像)と向き合い、裸体をさらす若衆の声に耳を傾けつづけた。ユーモアのある文章が、堅いはなしをやわらかくしている。「あとがき」によると、著者は「股間相手なのだから、柔らかくなったり堅くなったりしてもいいかな」と思ったのだそうだ(笑)。「こんな話し、知ってる?」と人に話したくなる「シモネタ・トリビア」が詰まった学術書だ。
その後、各地を巡り、美術館や駅前に設置された「股間若衆」(男性裸像)と向き合い、裸体をさらす若衆の声に耳を傾けつづけた。ユーモアのある文章が、堅いはなしをやわらかくしている。「あとがき」によると、著者は「股間相手なのだから、柔らかくなったり堅くなったりしてもいいかな」と思ったのだそうだ(笑)。「こんな話し、知ってる?」と人に話したくなる「シモネタ・トリビア」が詰まった学術書だ。