宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(2) (モンスター文庫) の感想

偶然訪れた文明が遅れた地で神様ポジションに立たされて、サービス精神から関わりあって行くうちに話が段々デカクなっていくって王道パターンですね。目新しいのはチート能力が言語能力ぐらいで、かなりの種類の語学が予めインストールされているぐらいですか。体力も無ければ知力に優れているワケでもなく、魔法も剣も取り扱い不可だからこれぐらいはご愛敬ですか。
主人公の能力盛って　盛って　盛りすぎて、結果敵や周りも帳尻合わせしなくては成らなくなりバランス悪くなる作品が多数を占める中、ヒトのいいだけが長所の凡人が主人公で話が面白いのは作者の才覚だと思えますね。

ただこの世界に確信犯的に送り込んだ親父がいるので実は幼少時住んでいて覚えていたって可能性もあります。ただし複数の言語を理解出来たとの描写があるので物心つく前に複数の言語を覚えられるかは甚だ疑問。言語の専門家でも四カ国語喋れるとかなり希少で、五カ国語喋るものは殆どいないそうですから単なる中小企業の元サラリーマンに覚えられるのか？。やっぱりチートかな・・・。