あのひと: 傑作随想41編 (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | あのひと: 傑作随想41編 (新潮文庫) |
発売日 | 2014-12-22 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101274454 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 |
購入者の感想
今は亡き父や母、かけがえのない友人など、忘れられない「あのひと」の思い出を綴った随筆集です。引用されている文献は全体に古いものが多く、昭和を代表する作家や著名人の文章を読むことができます。
とりわけ心に残ったものは、父の孤独な後姿(連城三紀彦)、防空壕で死を選択した母の悲哀(瀬戸内寂聴)、癌に侵された弟の最期(石原慎太郎)、亡き母の詩(吉原幸子)などです。
読者の誰もに存在する忘れられない「あのひと」を、この作品は思い出させてくれるに違いありません。
とりわけ心に残ったものは、父の孤独な後姿(連城三紀彦)、防空壕で死を選択した母の悲哀(瀬戸内寂聴)、癌に侵された弟の最期(石原慎太郎)、亡き母の詩(吉原幸子)などです。
読者の誰もに存在する忘れられない「あのひと」を、この作品は思い出させてくれるに違いありません。
新潮文庫編集部がセレクトした傑作随想41編を収録したアンソロジー。新旧の作家が、父親、母親、兄弟、友人への想いを綴る。読んでいて、家族の記憶が蘇り、しんみりした気持ちになった。